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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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姉妹達への報告 その七

テイルの発言を聞いたエストは、


「…敵が多そう、か。…問題児タイプの人物なのか?」


と、言ってテイルに尋ねたのである。

これにテイルは、


「…うーん…。…問題児タイプではないっぽいかな…」


と、言って答えると続けて、


「…あまり話してないから詳しくはわからないけど多分あの人は才能があり過ぎて他者の先を行ったり裏をかいたりが上手過ぎるんだと思う。だから警戒されたり良い目で見られないんだと思う。それに多分本人も自分の実力を隠したり謙遜したりをしないタイプなんだと思うんだ。だからそういう事も関係してるんじゃないかなとは思ってる」


と、言って自身が思うケインの敵が多そうな理由を話していったのである。

続けてテイルは、


「…まあこれはあくまでも私個人の予想なんだけど…」


と、言ってここまでの話が自身の想像の話だという事を付け加えたのであった。

これにエストは、


「…なるほどな。この中で唯一ケイン司令と話したテイルの言葉だ。俺はそれを信じよう」


と、言ってテイルの話したケイン評を信じると言ったのである。

さらに姉妹達も、


「そうね~、エストの言う通り、ケイン司令と話したのはテイルだけだから私もテイルのケイン評を信じるわよ~」


「…ふむぅ、問題児タイプの嫌われ者ではないのか。それなら問題無く付き合えそうだな」


「…私も…テイルの言葉を信じる…」


「私はいけすかない奴じゃなかったらどうでも良いぜ!…良い意味でな?」


「私もお姉様の言葉を信じます」


と、それぞれに言ってテイルの考えを支持したのであった。

これにテイルは、


「ありがとう。信じてくれて嬉しいよ」


と、言ってエストと姉妹達に感謝の言葉を伝えると続けて、


「…それで、NATOの会議での報告事項はこんな物かな。それでここに戻ってきた感じだよ」


と、言ってエストと姉妹達に話したのであった。

するとこれにエストが、


「…ふむ、要人達と接触出来た事はわかった。…それでNATOには加盟出来たのか?」


と、言ってテイルに尋ねてきたのである。

これにテイルは、


「…あ、忘れてた。そうそう、NATOへの加盟はびっくりするぐらい簡単に終わりましたよ。ですから私達もNATO加盟国の一つです」


と、言ってエストや姉妹達に話したのであった。

これにエストは、


「…結構重要な事だと思うんだが、これを忘れるのか…?」


と、言ってテイルをジト目で見詰めたのである。

これにテイルは、


「びっくりするぐらい簡単に終わったから完全に頭から抜けちゃってたよ、ごめんごめん」


と、言ってエストや姉妹達に謝ったのである。

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