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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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姉妹達への報告 その五

エストの問い掛けを受けたテイルは、


「…とあるクソ阿保の所業でね、エンジニアが余ってた状態だったのが急にかっつかつになっちゃったの。だから無理って言われた。まあ代わりにアメリカ軍の最新鋭マシンアーマノイドを三十機強奪してやったんだけど…」


と、言って話したのであった。

これにエストは、


「…とあるクソ阿保…それにエンジニア関連の話題……まさかトーリアか…?」


と、言ってテイルに尋ねたのである。

するとエストの発言にテイル以外の姉妹達が揃って、


「「「「「「…え?トーリア?」」」」」」


と、言って反応してきたのであった。

これにテイルが、


「…さすがエスト、よくわかったね。そうだよ、トーリアだ。あのクソ阿保の所業で予定の一つが潰された。もう最悪だよ」


と、言って頭に手を当てて溜め息を吐いたのである。

しかしテイルはすぐに続けて、


「…それでもトーリアとの戦闘で収穫はあったはず。多分だけどあの戦闘で手に入れた情報で進化可能な…経験値、とかっていう言い方して良いのかな…。まあとりあえず進化可能なレベルにはなってると思うよ」


と、言って姉妹達やエストに話したのであった。

これにエストが、


「ほう、また進化するのか。それは楽しみだな」


と、言って控えめなリアクションで喜んだのである。

その一方で姉妹達は、


「…何でトーリアがアメリカにいたんですかぁ?」


「あの男まだ諦めてなかったのか…。執念深い男だな…」


「…やっぱりあの時…殺しておけば…良かった…」


「ていうか代わりに強奪する最新型ってもしかしてトーリアが作った奴?」


「…あ、えっと……お姉様が無事で良かったです…」


と、言ってそれぞれがそれぞれの感想を話したのであった。

これにテイルは、


「…うん、みんな色々な感想ありがとう。…それでとりあえずはトーリアの話より今回の外遊の報告を優先させて良いかな?」


と、言って姉妹達に尋ねていったのである。

これに姉妹達は、


「「「「「「…うーん…」」」」」」


と、言って少し姉妹達だけで話し合い、


「「「「「「そうしましょう」」」」」」


と、言ってテイルの提案を聞き入れたのであった。

これを受けてテイルは、


「それじゃ続きを話すね?」


と、言って断りを入れてから、


「アメリカとの交渉はそんな感じかな。それで次が日本との交渉になるんだけどこっちは特に問題無くいけたわ。具体的には同盟の締結と私達の暫定政府の樹立の容認、この二つをわりとあっさりと認めてくれました」


と、言って姉妹達やエストに報告を行ったのである。

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