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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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姉妹達への報告 その三

戦闘開始寸前の状態のジェーンとライトに近付いていったテイルとクオンは、


「はい、そこまで。ケンカはやめてね?」


「…ライトも止まれ…」


と、それぞれに言いながらジェーンとライトを羽交い締めにして無理矢理身動きが出来ないようにしていったのである。

この行動にジェーンは、


「…テイル、わかったからやめてくれ。お前に取り押さえられると本気で身動きが出来ん…」


と、言ってケンカをしない事をテイルに約束し、すぐに解放するように頼んだのであった。

その一方でテイル達と同様に取り押さえの状態になっているクオンとライトはライトが、


「ちょ、クオン放せ!あのクソジェーンをボコってやらんと気が済まん!!」


と、言って暴れ、それをクオンが、


「…ダメって言ってる…」


と、言って取り押さえる状態が続いたのである。

そんな状態の二人を見ながらテイルはジェーンに、


「…それじゃ解放しますけど、またケンカになったら困るんであっちで大人しくしておいて下さいね?」


と、言って注意をした上でジェーンを解放したのであった。

これにジェーンが、


「…わかった、そうする。だから早く…」


と、言ってテイルに早く解放するようにもう一度頼んだのである。

これにテイルが、


「はい、解放しました」


と、言ってジェーンを放すと続けて、


「それじゃ向こうに行ってて下さいね?」


と、言って念を押してからクオンとライトの取り押さえ現場に歩いていったのである。

そうしてクオンとライトに近付いたテイルは、


「ライト、ジェーン姉様はケンカをやめると言ってくれたんだけど、あなたはどうする?」


と、言って問い掛けたのである。

これにライトは、


「…とりあえずクソジェーンを一発殴らせてもらえれば止まるけど?」


と、言ってテイルの言葉に答えたのであった。

するとテイルは、


「…今すぐやめないならクオンと二人でしばくけどそれで良いなら」


と、言ってライトを取り押さえているクオンと目を合わせて頷き合ったのである。

これにライトは、


「……わかりました、すぐにやめます…」


と、言ってジェーンとのケンカをやめると約束したのである。

そしてライトは続けて、


「だからもう放して下さい…」


と、言ってクオンに放すように頼んだのであった。

これにクオンは、


「…どうする?テイル?」


と、言ってテイルにライトを解放していいかどうかを尋ねたのである。

これにテイルは、


「…とりあえず解放しましょう。それでこの後も暴れるようなら今度こそ二人でしばけば良いでしょ」


と、言ってクオンにライトを解放して良いと話したのであった。

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