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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

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アーシアとの交渉

ジェームズ皇帝とトーマス博士に同時に頭を下げられたアーシアは、


「…これは…もしかして…詰んだ?」


と、言ってテイルに尋ねたのである。

そんなアーシアにテイルは、


「うん、詰んだ。だから諦めてね?」


と、にっこり笑って告げたのであった。

このテイルの宣告にアーシアは、


「…と言う事は絶対にあれと合流しないといけないって事…?テンションめっちゃ下がるんだけど…?」


と、言って肩を落としたのである。

これにテイルは、


「…まあなんとか抑えるからさ、アーシアもちょっとは我慢してよ…」


と、言ってアーシアに話し掛けたのであった。

これにアーシアは、


「…我慢ねぇ…。長い我慢になりそうだなぁ…」


と、言って少し考えた後でテイルに、


「…ねぇテイル、あれと合流するならあの子とも合流するわよね?」


と、言って尋ねてきたのである。

この質問にテイルが、


「…親衛隊全員集合の予定だからそうなるね。…で、なんでそれを聞くの?」


と、言って答えるとすぐにアーシアに質問を返したのであった。

これにアーシアは、


「いや、あの子はあれの天敵?みたいだからあれのテンションが下がるから私が楽になるんだよね」


と、言ってテイルに話したのである。

そしてアーシアは続けて、


「そうだ、あれより先にあの子と合流しない?私そっちの方が良いんだけど?」


と、言ってテイルに提案したのであった。

これにテイルは、


「…いや、まあ、私もそうしたいんだけどさぁ、あの子所在地不明じゃない?今どこにいるかをまずシャドウに探してきてもらわないといけないから居場所のわかっている彼女を先に呼び戻したいのよ。それに彼女を呼び戻しに行くと多分もう一人着いてくるからね。一度で一気に二人呼び戻せる可能性があるならそっちに行くよね」


と、言ってアーシアが嫌がる彼女の方を先に呼び戻しに行こうとする理由を説明したのである。

これにアーシアは、


「………テンションが下がるんだけど?そういう感じで理詰めで来られると?」


と、言ってテイルのやり方に拒否反応を見せたのであった。

これにテイルは、


「…まあ、あの子の居場所がわかったらそっちもすぐに呼び戻しに行くからさ。それにこの方針を受け入れてくれたら…」


と、言ってアーシアに近付いていくとアーシアの耳元で何かを呟いたのである。

するとこの呟きを聞いたアーシアは、


「…うーん…その条件を出すと言われると悩むなぁ…」


と、言って少し考えると、


「…わかった、受け入れる。でも約束守ってよ?」


と、言ってテイルの提案を受け入れると話したのであった。

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