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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
159/503

引き渡される機体は

ジェームズ皇帝に頼まれてトーマス博士は、


「アメリカ軍最強のマシンアーマノイドの名前、それは…」


と、言って少し溜めると、


「コルセアになります…」


と、嫌そうに言ってテイルに教えたのである。

これにテイルは、


「…ん?コルセア?…確かトーリアとトーリアの取り巻きの…キャンベルだったっけ?あいつらが乗ってたよね?」


と、言ってトーマス博士に尋ねたのであった。

これにトーマス博士は、


「あの二人だけでなくテイル陛下とアーシア殿下、それにファルンさんの援軍に行ったアレックス大佐や彼の同僚達も乗ってますよ…」


と、言って遠くを見る目をしながら説明したのである。

するとこの説明を聞いたテイルが、


「…アメリカ軍の主力部隊全てに配備するつもりなんですか…?…それほどの高性能機だと?」


と、言ってトーマス博士に尋ねたのである。

この質問にトーマス博士は、


「…そうですね。それこそマシンアーマノイドエンジニア、トーリア・バグダリスの現時点での最高傑作機ですからね。高性能機ですよ?」


と、言ってテイルに話したのである。

この言葉を聞いたテイルは、


「…それが今度は共産軍に配備される事になるわけですか…。頭の痛い問題ですねぇ…」


と、言って半分他人事のような感想を話したのであった。

この発言にトーマス博士が、


「…大体が陛下のせいの気がするのにその発言はどうかと思うのですが…」


と、言ってテイルをなんとも言えない表情で見たのである。

これにテイルは、


「言葉を返すようですがちゃんとトーリアの管理が出来ていなかったアメリカさんサイドにも問題があると思うんですが」


と、言った後、続けて、


「まあこの話は置いておくとしてその高性能機のコルセアをエンジニア派遣の代替案として私達が受け取る事になるんですね?」


と、言ってトーマス博士とジェームズ皇帝の二人に尋ねるのであった。

この質問にトーマス博士は、


「…ええ、そうなります」


と、一言で言って答え、ジェームズ皇帝は、


「…とりあえずこれで気を落ち着けてもらえませんかね…?」


と、言ってテイルに頭を下げたのである。

そんな二人にテイルは、


「それは引き渡される数によりますねぇ。何機引き渡されるんですか?」


と、言って笑顔で尋ねたのであった。

これにジェームズ皇帝は、


「…何機が良いですか?」


と、言ってテイルの質問に答える前にテイルに聞き返したのである。

これにテイルは、


「そうですねぇ、とりあえず三十機にしましょうか?」


と、言って希望する数をジェームズ皇帝に伝えたのであった。

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