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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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飛行機内の異変

謝るジャンにテイルは、


「仲間だからそんなに丁寧に謝らなくていいよ。多分これからも似たような事は起きるだろうしさ。だから頭を上げてよ」


と、言ってジャンに頭を上げさせたのである。

そうして頭を上げたジャンにテイルは、


「それじゃ飛行機に乗ろう。ジェームズ陛下やトーマス博士が待っているわよ?」


と、言って早く飛行機に乗るように促したのであった。

これにジャンにアーシア、十倉寺司令が、


「「「わかりました」」」


と、言って答えるとテイルを先頭にして飛行機に乗り込んでいったのである。

そうして乗り込んだ飛行機内にはジェームズ皇帝もトーマス博士もいなかった為、テイルは思わず、


「…あれ?ジェームズ陛下もトーマス博士もいない?もしかして乗る飛行機間違えた?」


と、言って機内をあちこち見回したのであった。

そんなテイルに、


「ジェームズ皇帝とトーマス博士ならさっき部下達に呼ばれて飛行機の前の方に行きましたよ?」


と、言って松本総理がジェームズ皇帝とトーマス博士が不在の理由を説明したのである。

この話を聞いたテイルは、


「…部下達に呼ばれた?ここで?何か非常事態でも起きたの?」


と、言ってジャンに尋ねたのである。

しかしジャンは、


「いや、俺に聞かれても。さっきまで寝てたし」


と、言って返答したのでテイルは、


「それもそうか。まあ戻ってきたら本人達に聞けばいいか」


と、言ってジェームズ皇帝とトーマス博士が戻ってくるのを待つ事にしたのであった。

そうしてしばらく待っていると恐ろしくテンションが下がった状態のジェームズ皇帝とトーマス博士が戻ってきたのである。

そんな二人にテイルが、


「やあ、ジェームズ陛下にトーマス博士。なんか物凄い問題が発生したみたいですねぇ。御愁傷様です」


と、言って声を掛けたのであった。

するとこれにジェームズ皇帝とトーマス博士は、


「「ひい!テイル陛下!?」」


と、言って叫ぶと一歩後退りをしたのであった。

この様子を見たテイルは二人に、


「…え?…もしかして非常事態って私かフェリアシティ王国も関係してくる事態だとか言うつもりですか…?」


と、言って尋ねたのである。

この質問にジェームズ皇帝がトーマス博士に、


「…すまん博士、頼む…」


と、言ってトーマス博士にテイルへの話を丸投げしたのであった。

これを受けてトーマス博士は、


「…わかりました。テイル陛下、もうある程度察しておられるようですが我が国とフェリアシティ王国との間で問題が発生しました」


と、言ってテイルに頭を下げたのであった。

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