表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

151/512

帰還前、医務室にて

テイルが十倉寺司令と一緒にいる事に安堵しているのとは逆にブラスト将軍とエマニュエル将軍は、


(やっとあの二人を寝かせてテイル女王を探しに行けると思っていたところにご本人登場は願ったり叶ったりなんだが…またしても邪魔者がいる!!しかもその相手が十倉寺龍寛!!終わった…)


と、考えて心の中で頭を抱えて涙を流したのであった。

テイルはそんなブラスト将軍とエマニュエル将軍の様子には触れずにアーシアとジャンの二人の事を、


「え~と、お二人がアーシアとジャンをここまで連れてきて寝かせてくれたんですよね?ありがとうございます。…それで二人は今どんな感じなんですか?」


と、言って尋ねたのである。

この質問にブラスト将軍とエマニュエル将軍は、


「…そうですね、二人共飲み過ぎで寝ているだけなのでその内目を覚ますと思います」


「二人共相当にお酒を飲んでいましたからね。こうなっても仕方ないという物でしょう」


と、言って答えたのであった。

この返答を聞いたテイルは十倉寺司令の方に向き直ると、


「…そうですか…。…でも帰りの飛行機の時間がありますから急いで行かないといけませんよね?」


と、言って十倉寺司令に尋ねたのである。

するとこの質問に十倉寺司令は、


「そうですね、アメリカの飛行機に同乗させてもらわなければいけないので遅れるわけにはいきませんからね」


と、言ってテイルの言葉に同意する発言をしたのであった。

これを聞いたテイルは、


「…という事は無理矢理にでも二人を連れていかないといけない事になりますねぇ…」


と、言って寝ているアーシアとジャンに目を向けたのである。

そしてテイルは、


「仕方ない、二人共私がおんぶして帰るか…」


と、言うとまずはアーシアをおんぶしてアーシアに、


「アーシア、ちょっと潰れるけど我慢してね?」


と、言って声を掛けるとアーシアの上にジャンをおんぶしていったのである。

この光景に周囲の者達は心の中で、


(…ええ…)


と、言ってテイルの行動にドン引くとこの光景を無言で眺めたのであった。

そんな中の一人になっていた十倉寺司令にテイルが、


「行きましょう、十倉寺司令。ブラスト将軍、エマニュエル将軍、今日はどうもありがとうございました。またお会い出来る時を楽しみにしております」


と、言うと医務室から出ていったのである。

これに十倉寺司令も続いて、


「それでは失礼いたします」


と、ブラスト将軍とエマニュエル将軍に挨拶をするとテイルを追い掛けて医務室から出ていったのであった。

閲覧、感想、評価ポイント、ブックマーク登録、いいねありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ