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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
149/503

レセプションの終わり

ケインの立ち去る姿を見届けたテイルは会場の入り口に目を移して、


「…そう言えばアーシアとジャンはどうなったかな…?」


と、言って再び会場に戻っていったのである。

そしてテイルは、


「どこにいったんだろうね、あの二人は…。とりあえずこの建物がどういう部屋割りしてるのかがわかんないから誰か詳しい人を探さないと…」


と、言って辺りを見回し始めたのであった。

そこでテイルは日本の十倉寺司令の姿を見つけて、


「あ、十倉寺司令だ。…よし、十倉寺司令に道案内を頼んでみよう」


と、普通の人ではまず考えない事を考えると十倉寺司令の元に近付いていき、


「あの、すいません十倉寺司令、ちょっとお願いしたい事があるんですけど…」


と、言って声を掛けたのである。

これに十倉寺司令は、


「…ああ、テイル陛下。なんでしょうか?…あまり無茶なお願いは困るのですけどね…?」


と、言ってテイルに無理なお願いをしないようにとやんわりと釘を刺したのであった。

これにテイルは、


「アーシアとジャンがどこに行ったかがわからないので探したいんですけど、この建物に来たのが初めてなのでどこに何があるかがわからないんですよ。ですから十倉寺司令に道案内をお願い出来ないかな?と思って声を掛けたんです」


と、言ってお願いの内容を説明したのである。

この説明を聞いた十倉寺司令は、


「なるほど、そういう事でしたか。その程度のお願いならお安いご用です」


と、言ってテイルに笑い掛けると続けて、


「それでは行きましょう。お二人の居場所のヒントになりそうな物はありますか?」


と、言ってテイルにアーシアとジャンがどこに行きそうかを尋ねたのであった。

これにテイルは、


「…ヒントになるかどうかはわかりませんが二人共かなり酔っていたのと、ドイツのブラスト将軍とフランスのエマニュエル将軍を引き連れてどこかに行きましたね…」


と、言って十倉寺司令に話したのである。

これに十倉寺司令は、


「…ふむ、ブラスト将軍とエマニュエル将軍ですか。それに二人は相当に酒を飲まれたとの事、ならばまずは医務室から調べて見ましょうか?」


と、言ってテイルを医務室まで案内すると話したのであった。

これにテイルは、


「…そうですね、どこにいるかがわからないのでまずは医務室から、手当たり次第に探していきましょう」


と、言って十倉寺司令の言葉に頷いたのである。

これに十倉寺司令は、


「では行きましょう。医務室はこちらです」


と、言って医務室までテイルの先を歩いていくのであった。

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