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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
146/503

襲撃者

ケインにエスコートされて会場の外に出たテイルはケインに、


「本日はどうもありがとうございました。おかげさまで最後の方はお酒を楽しみながら難しくない話が出来ました。感謝します」


と、言ってケインに話し掛けたのであった。

これにケインは、


「いえいえ、私達としましては派手な事も出来ずに地味な会談になってしまった事をお詫びしなければいけません。ですから感謝の言葉は不要でございますよ?」


と、言ってテイルの感謝に答えたのである。

これにテイルは、


「私はゆっくり話が出来たからケインさんが言うような地味な会談の方が好みですね。…まあ私の意見をケインさんがどう思うかはケインさんにお任せしますけど…」


と、言ってケインの顔を見つめたのである。

このテイルの発言にケインは、


「…でしたら陛下との会談は極力今回の物に近い形式で進めていく事に致しましょう」


と、言ってテイルに話すとすぐに続けて、


「…因みにお酒はどうされますかな?」


と、少し悪戯っぽい表情で言ってテイルに確認したのであった。

この質問にテイルは、


「…………ありでお願いします…」


と、気持ち小さい声で答えたのである。

この返答にケインは、


「ふふ、わかりました。それではこれからの陛下との会談では出来る限りお酒を用意したうえで行う事に致します」


と、言ってテイルに会談の時の約束をしたのであった。

これにテイルが、


「…ありがとうございます。…うれしいです…」


と、言ってケインに握手を求めて手を差し出したのである。

これにケインが、


「こちらこそ、ありがとうございます」


と、言ってテイルの手を取って握手を行ったのであった。

するとその時会場の外にいた人の一人が、


「…見つけた…!ブリカス!!死ねやぁ!!!」


と、言ってケインに向けて拳銃を発砲、連射していったのである。

これにケインは、


「おっとまたか」


と、何の感情も無い声色で呟くと、


「陛下、危ないので失礼します」


と、言ってテイルを抱き寄せたのである。

これにテイルが、


「え!?ちょ!?この方が危なくない!?」


と、叫んだのだが直後にケインが、


「…ネオヒューマン能力、リフレクト」


と、言ってネオヒューマン能力を発動させたのであった。

するとケインに向かってきていた銃弾がケインの目の前で急停止、そしてケインに銃撃してきた相手に跳ね返っていったのである。

そうして銃撃相手に発砲した弾丸が全て命中したのである。

これに銃撃相手は、


「……は?…っぎゃああぁぁぁぁっ!?!?!?」


と、絶叫しながらその場に倒れ込んだのであった。

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