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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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テイルとケインの会談 その一

ラム酒を飲み干したテイルはすぐに、


「…すいません、もう一杯いただけますか?」


と、言ってケイン達にラム酒のおかわりを頼んだのである。

これにケインはアランに、


「…とのことです。頼みましたよ、アラン」


と、言って二杯目のラム酒を持ってくるように指示したのであった。

これにアランは、


「了解です。すぐに行ってきます」


と、言って先程ラム酒を受け取った場所に静かに走っていったのである。

この間にもテイルは受け取っていたフィッシュアンドチップスを食べ進めながらケインに、


「それで何の話をしてましたっけ?」


と、言って尋ねたのであった。

これにケインは、


「私が陛下と二人だけで会話したいので陛下が一人になるタイミングを待っていた、という話だったかと思います」


と、言って答えたのである。

これにテイルは、


「そうでしたね。それで私がシアードさん?とアランさん?の二人はどうするのかと聞いたらケインさんが必要なら二人を遠ざけると言った感じでシアードさん?が戻ってきたんでしたね」


と、言ってケインの言葉の続きを話したのであった。

これにケインは、


「そんな感じでしたね。それでは続きの話をしましょうか」


と、言って、続けて、


「それではどのような話をしましょうか…」


と、言って考え込み始めたのである。

そんなケインにテイルは、


「…普通に軍事関係とかの話じゃないんですか?」


と、言って尋ねたのであった。

これにケインは、


「軍事関係の話や国家関係の話ならまた機会を改めて行えば大丈夫でしょう。それよりも今行うのは互いの趣味嗜好を理解し合って親睦を深める事でしょう?」


と、言ってテイルの言葉に答えたのである。

するとこの言葉を聞いたテイルが、


「…それなら軽い雑談とかでいいんでしょうか?」


と、言ってケインに尋ねたのであった。

これにケインは、


「そうですね。ですので質問なのですが、陛下の好みのお酒等はありますか?」


と、言ってテイルに質問してきたのである。

これにテイルは、


「お酒ですか。そうですねぇ…。…何でも飲みますけどやっぱりワインが一番ですかねぇ…」


と、言ってケインの質問に答えたのであった。

これにケインは、


「ワインですか。それではアランが帰ってきた時に次はワインを持ってくるようにと伝えましょう」


と、言ってテイルに話したのである。

これにテイルは、


「…なんかすいません、新しいお酒の催促をしたみたいになってしまって…」


と、言って謝ったのであった。

これにケインは、


「親睦を深める為の話し合いなのですから謝られることはありませんよ?」


と、言ってテイルの謝罪を止めたのであった。

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