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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
128/503

ルール改正

テイルの発言を聞いたフランツは、


「…それはわかっています。ですがここまで圧倒的な差が出た以上、何らかの不正を疑ってしまいます」


と、言ってテイルの言葉に言い返したのである。

しかしテイルはフランツの言葉に、


「…自身が納得出来ないからといって相手の勝利を認めずに何度も採決を行おうとするのは大人として格好悪いと思いますよ?」


と、言って反論したのであった。

これにフランツは、


「…ぐっ、く…」


と、言って歯噛みしたのであった。

これを見たトーマス博士が、


「それではこれで多数決は終了でよろしいですね?」


と、言ってフランツに尋ねたのである。

するとこれにフランツは、


「………わかりました。多数決の結果は賛成多数でルールの改正、このように決まりました」


と、言って悔しさを押し殺すように淡々と告げたのであった。

これを受けてテイルが、


「それでは早速ルールの変更を始めましょう」


と、言って各国出席者にルール改正を始めると宣言したのである。

これにまずトーマス博士が、


「ではまず私から、侵攻目標の設定は今のままで問題無いと思うのですがどうでしょう?」


と、言って各国出席者に尋ねたのであった。

これに各国出席者達は、


「そうですね、それはそのままで良いと思います」


「我々もそう思います」


「トーマス博士の言うとおり、これは変えなくていいでしょう」


と、言ってトーマス博士の提案を支持したのである。

これを聞いたトーマス博士が、


「それでは侵攻目標の設定、これについては変更無しという事でよろしいですね」


と、言って最初のルール改正を終わらせたのであった。

これに続いてテイルが、


「それでは二つ目ですけど侵攻目標が達成出来なかった時の反省会、これは一部変えた方が良いと思うのですがどうでしょうか?」


と、言って各国出席者に尋ねたのである。

これに各国出席者達は、


「…そうですね。毎回これで時間を潰している感じが強いですからね」


「ですが全く反省をしないのも考え物ですよ?」


「それはわかっています。ですから反省会に制限時間を設けては如何でしょう?例えば十五分だったり二十分だったり…」


「二十分ですか。確かにそれぐらいなら我々もいつ終わるんだろうな、と思わずにすみそうですな」


と、言って各国出席者達は大声で笑いあったのである。

この様子を見たテイルは、


「それでは反省会は制限時間を設ける、という対策を行うという事でよろしいですね?」


と、言って各国出席者達に確認したのであった。

これに各国出席者達は声を揃えて、


「「「「「「「ええ、それでいきましょう」」」」」」」


と、言って答えたのでテイルは、


「それでは二つ目のルール改正もこれで終わりますね」


と、言って二つ目のルール改正も終わらせたのである。

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