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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
125/503

二回目の多数決に向けて

一回目の多数決の結果を受けてテイルは、


「四票差で負けか。ま、こんなもんかな?」


と、言ってそのような評価を下したのである。

そんなテイルにトーマス博士が、


「それにしても休憩時間二十分とは強気ですね。いけますか?」


と、言って尋ねてきたのであった。

これにテイルは、


「問題ありません、いけます。というかいきます。なのですぐに説得を始めましょう。それで誰がどこの説得をしましょうか?」


と、言ってトーマス博士に尋ねたのである。

これにトーマス博士は、


「アメリカ大陸の反対派には我々があたりましょう。東南アジア方面及びオーストラリア方面の反対派の説得には日本政府にお願いしましょう」


と、言って松本総理と十倉寺司令の方を向き、


「頼めますかな、松本総理、十倉寺司令」


と、言って二人に話し掛けたのであった。

この問い掛けに松本総理と十倉寺司令は、


「東南アジアとオーストラリアですか、了解です」


「わかりました。なんとかやってみましょう」


と、言ってトーマス博士の言葉に答えたのである。

そしてトーマス博士は、


「それとドイツ政府の皆様はヨーロッパ各国の反対派の説得をお任せしたいのですがよろしいですか?」


と、言ってドイツ政府の出席者に問い掛けたのであった。

この問い掛けにドイツ政府の出席者は、


「…わかりました、やってみます」


と、言って引き受けたのであった。

ここにテイルが、


「私はどこの説得を行えばいいでしょうか?」


と、言って尋ねていったのである。

これにトーマス博士は、


「テイル陛下はドイツ政府の方と共にヨーロッパ各国の反対派の説得をお願いします」


と、言ってテイルに担当してもらいたい地域を伝えたのである。

これにテイルが、


「わかりました。それでは皆さん、説得に行きましょうか」


と、言って了承するとトーマス博士達に担当各国の説得を始めるようにと発言したのであった。

これに各国出席者達が、


「「「「「「「ええ、行きましょう」」」」」」」


と、応じて席を立ったのである。

一方で一回目の多数決で多数派になったフランツは、


「とりあえず一回目の多数決では勝てましたが…このまますんなりと二回目も勝たせてくれるとは思えん。…少し各国出席者に釘を刺しておくか…」


と、言ってこちらも席を立って各国出席者達と話に向かっていったのである。

こうして両陣営の説得工作が行われた後、ついに二回目の多数決が始まる時間になったのであった。

そうしてフランツが、


「…えー、皆様、休憩時間が終わりましたのでこれから二回目の多数決を始めたいと思います」


と、言って各国出席者に二回目の多数決の始まりを伝えたのであった。

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