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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
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ルール決めと多数決

テイルとフランツの討論の後で多数決を行う事を約束させたテイルはトーマス博士に、


「さてこれで多数決には持っていけたわけですがどうしましょうか?一発勝負でいきましょうか?それとも二回ぐらいの複数回勝負にしましょうか?」


と、言って尋ねていったのであった。

これにトーマス博士は、


「…そうですね、一回でも勝てるとは思いますが念の為に二回でいきましょうか」


と、言ってテイルの問い掛けに答えたのである。

これにテイルは、


「わかりました。では二回でいきましょう。とりあえず今のところはこちら側は四ヶ国の票がありますね?」


と、言ってトーマス博士に現時点での自分達の最低票数を確認したのであった。

これにトーマス博士は、


「そうですね。これに先ほどの討論でどこまでこちら側にきてくれるか…。楽しみですね」


と、言ってテイルの言葉に答えたのである。

そしてテイル達がこう話しているとフランツが、


「それでは多数決を行いたいと思います。よろしいでしょうか?」


と、言って出席者全員に尋ねたのであった。

これにテイルが、


「すいません、ちょっといいですか?」


と、言って割り込んでいったのである。

これにフランツが、


「…なんでしょうか?」


と、少し不機嫌そうに言って聞き返したのであった。

フランツのこの態度をテイルはあえて無視して、


「多数決を始める前に少しルールの確認を行いたいのですがいいでしょうか?」


と、言ってフランツや出席者に確認をしていったのである。

これにフランツは、


「…わかりました」


と、ここでも少し不機嫌そうに言って許可を出したのであった。

すると許可をもらったテイルが、


「それではルールの確認を行います。まず多数決は各国の代表者一人が参加する事、そして多数決は二回行い参加者は一回目の票数を見て二回目で決選投票を行う事にする、そして一回目と二回目の多数決の間に二十分の休憩を挟む、これでどうでしょうか?」


と、言って出席者達に多数決のルールを話していったのである。

これに出席者達は、


「なるほど、わかりました」


「二回行うんですな、了解です」


「一ヶ国一票ですか、責任重大ですな」


と、言って了承してきたのであった。

これを受けてフランツが、


「それでは始めましょうか。今の制度を変えた方が良いという方は挙手をお願いします」


と、言って多数決で始めたのである。

そしてこれに賛成、挙手をした者達を確認した後でフランツは、


「それでは変えない方が良いという方は挙手をお願いします」


と、言って反対する者達の挙手も行ったのである。

この結果反対派が賛成派を四票上回る事になったのであった。

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