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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
116/503

NATO本部にて

NATO本部に入っていったテイルは、


「へぇ、ここがNATO本部の内部ですか。思ってたより普通の建物なんだね」


と、言いながらNATO本部の建物を見回したのである。

そんなテイルに続くようにアーシアもNATO本部の内部を見回しながら、


「そうだねぇ、私も初めて来たんだけどテイルが言ってるみたいに普通の建物だね」


と、言って感想を話したのであった。

このテイルとアーシアの言動にジャンは、


「…あの、二人共、その言動は…その…」


と、言って非常に言いにくそうに何かを話そうとしたのである。

これを見たテイルがジャンに、


「…ん?どうしたの?」


と、言って首を傾げながら尋ねたのであった。

これにジャンは、


「…あー、その…えーっと…」


と、言ってこの質問にも答えにくそうにしたのである。

これを見たテイルは、


「…言いにくい事でも言ってくれて良いよ?というかそんな感じでやられる方が私は嫌だな。だから命令です。話して?」


と、言ってジャンに気にせずに話せと命じたのである。

するとこの命令を受けたジャンがようやく、


「…わかった。それじゃ言わせてもらう。…テイル陛下、アーシア殿下、その言動はその、」


と、言って一呼吸おくと、


「…田舎者丸出しだからやめた方がいいんじゃないかと…」


と、言ってテイルとアーシアに指摘したのであった。

これにテイルとアーシアは顔を見合せて、


「…あぁ、そう言う事か…」


「確かにその指摘ははっきり言うかどうかで迷うよね」


と、言ってジャンの行動の理由に納得したのである。

そして二人は続けて、


「ジャン、ありがとう。あなたが指摘してくれないと私達はしばらく周囲を見回しながら歩くっていうあまりよろしくない行動を続けていたでしょう。感謝します」


「私からもお礼を言わせて下さい。国に帰った時に母上からまたはしたない行動をして、と、言われずにすみました」


と、言ってジャンに頭を下げたのである。

これにジャンは、


「…そう言ってくれると思いきって指摘して良かったと思えます。…それではテイル陛下、アーシア殿下、会議場に向かおう。多分もうかなりの人物が集まってきてるはずだから」


と、言ってテイルとアーシアに感謝の言葉を話すと二人は会議場に行こうと提案したのであった。

これにテイルとアーシアも、


「うん、そうだね。…さてどんな人物が集まってきてるのか、ワクワクするね」


「…私はもしかしたら知ってる人がいるかもしれないからそれはちょっと楽しみだね」


と、言って応じると会議場に向けて移動していったのである。

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