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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
115/503

NATO本部へと向かう車内にて

車内での会話の間もNATO本部に近付いていく中、テイルはジャンに、


「ねぇジャン、NATOの会合で会って話し合う事になりそうな人物でこいつとは絶対に良い関係になれっていうような人物っている?」


と、言って質問したのであった。

この質問にジャンは、


「…そうだなぁ…ぶっちゃけ全員と良い関係にならないといけないんだが、特にと言われるとやっぱりイングランドのケイン・ファルネウス国軍最高司令官かな」


と、言って返答したのである。

これにテイルは、


「…ケイン・ファルネウス、ね。どんな人物なの?」


と、続けて尋ねたのである。

これにジャンは、


「そうだな、とりあえずイングランド史上トップクラスの海軍司令と呼ばれてる。とにかく優秀な人物で国軍最高司令官と海軍最高司令官を兼務してる」


と、言ってテイルに説明したのである。

これにテイルは、


「…国軍最高司令官と海軍最高司令官を兼務って…。イングランド海軍には人材がいないの?」


と、言ってジャンに尋ねたのだが、ジャンは、


「いや、歴史的にもイングランド海軍は代々優秀な軍人を輩出してきているし今も輩出しているんだが、その中でも頭一つ二つ抜けているのがケイン・ファルネウスという人物なんだ」


と、言って返答したのであった。

これにテイルは、


「…なるほどねぇ。ちなみに戦果とかってどんな感じなのか、わかったりする?」


と、言ってジャンの返答に頷きながら次の質問を行ったのである。

この質問にジャンは、


「…そうだな、最近ので言うと北の海でロシア帝国艦隊を殲滅させて南の海では中華帝国艦隊を殲滅させた。そうして両帝国の制海権を大幅に縮小させた。とりあえずこれが一番目立つ戦果かな」


と、言って答えたのである。

この答えにテイルは、


「へぇ、二戦二勝で制海権の奪取ですか。それは相当に強いっぽいねぇ」


と、いう反応をしたのであった。

そんなテイルにジャンは、


「ああ。だから最低でもケイン・ファルネウスとだけは良い関係になれるように努力するのを勧める。これだけは忘れないように」


と、言って念押しを行ったのである。

こうしてテイル達が話している間に車はNATO本部の近くまで入っていったのである。

そうして本部の建物に近付いていった車は建物の入り口近くで止まり、運転手が、


「到着致しました。少々お待ち下さい」


と、言って車のドアを開けて、


「お待たせ致しました、テイル陛下、アーシア殿下、ジャン殿下。テイル陛下とアーシア殿下は初めてでしょう、ここがNATO本部です。どうか気を付けてお降り下さい」


と、言ってテイル達に車を降りてNATO本部の建物に入るように促したのである。

これにテイル達は、


「わかりました。ありがとうございました」


「それじゃ行きますか」


「そうだな。ありがとう」


と、言って車を降りてNATO本部の建物に入っていったのである。

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