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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
114/503

NATO本部へ

三ヶ国の相互協力体制が出来た事に喜ぶジェームズ皇帝達の元に政府専用機のスタッフの一人がやってきて、


「皆様、間も無く目的地に到着致します。すぐに着陸態勢になるので席に座って動かないようにしてください」


と、全員に知らせてきたのであった。

これにジェームズ皇帝達は、


「おお、わかった」


「はい、座ります」


「…もうすぐNATOの会合ですか…緊張してきましたね…」


と、言いながらそれぞれ席に座って着陸に備えたのである。

そうしている間に着陸態勢に入った政府専用機はそのまま何事もなく無事に着陸すると、テイル達はすぐに政府専用機から降りる為に席を立つとさっきテイル達に着陸を知らせにやってきたスタッフがまたやってきて、


「お待たせ致しました。当機は無事ベルギー、ブリュッセルに到着致しました。出口まで先導致しますので皆様、どうか私達の後についてきてください」


と、言って出口に向けてゆっくりと歩き始めたのであった。

これにテイル達も順番についていき、一人ずつタラップを降りていったのである。

こうしてテイル達は無事アメリカからNATO本部のあるベルギー、ブリュッセルの地に降り立ったのであった。

そしてテイル達の護衛飛行を行っていたアレックス達は引き続きテイル達をNATO本部まで護衛する事になっているらしく一人も地上に降りてこなかった。

そんなアレックス達のマシンアーマノイドを見ていたテイルにアーシアが、


「テイル、ほら、あっちの車。乗るよ?」


と、言って話し掛け、テイル達が乗るようになっている車を指差したのであった。

これにテイルは、


「ああ、ごめんね、アーシア。アレックス大佐達が降りてこないな~って思ってただけだから」


と、答えるとアーシアが指差した車に向かっていったのである。

そうしてその車にテイル、アーシア、アメリカからフェリアシティ王国に転属したジャンの三人が乗り込むと運転手が、


「それではテイル様、アーシア様、ジャン様、出発致します」


と、言ってNATO本部に向けて車を出発させたのである。

同様に出発していったジェームズ皇帝とトーマス博士の乗った車と松本総理と十倉寺司令が乗った車の三台の車列を守りながらアレックス達のマシンアーマノイドもNATO本部に向けて移動していったのであった。

そうして見えてきたNATO本部の近くに止まっている車や航空機の数にテイルは、


「…あれを見ると凄いところに来たなぁって思うね」


と、言ってアーシアとジャンに話し掛けたのである。これにアーシアは、


「…エッグい人達がいるんだろうね…」


と、言って返し、ジャンは、


「…それはまあ、NATOの会合だからなぁ…」


と、言ってどこか遠くを見詰めたのであった。

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