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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
プロローグ 復活と脱出
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開戦

トーブル達のレーザーキャノン一斉掃射の砲火に続いて魔王軍ロイヤルガード隊に急速接近していくテイルのワイバーン。

その姿は接近されているロイヤルガードからも目視で確認出来る距離にまで縮まっていた。


「目標確認、及び敵弾着弾まで残り二十…十…魔導シールド展開」


「「「「「「「はっ」」」」」」」


「……着弾確認。損害無し。各機報告を」


「二番機、損害無し」


「三番機、同様に損害無し」


「四番機、以下同文」


「おい」


「すいません。ですがこの程度のレーザーキャノンで我々の魔導シールドは破れんでしょう?」


「確かにそうだが我々はロイヤルガードだ。真面目に報告しろ」


「すいませんでした」


「次は許さんからな」


「はい。…っと、第二射、来ますぜ」


「総員、再度魔導シールド展開」


「「「「「「「はっ」」」」」」」


「…着弾確認。各機損害は?」


「「「「「「「ありません」」」」」」」


この報告にロイヤルガード隊長は少し考えて、


「…どういうつもりだ?何故全く意味の無い攻撃を繰り返す?テイル機の接近は続いているからただの足止めか?…それとも他に何かあるのか…?」


と、こう口に出して自問自答する形でテイルの狙いを探っていった。

こうしてトーブル達の二度の攻撃が防がれる中、テイル操るワイバーンは着々とロイヤルガード隊に接近していった。

それを確認していたロイヤルガード隊長が先の自問自答を脳内から追い出すように頭を振ると部下達に指示を出す。


「テイル機が射程距離に入った。こちらも一斉掃射だ。良いな?いくぞ!」


「「「「「「「掃射開始!!」」」」」」」


こうしてワイバーンに向けてロイヤルガード隊の一斉掃射が始まったのである。

だが掃射された側のテイルは掃射された事に構わずロイヤルガード隊に接近を続けていった。

そしてロイヤルガード隊の一斉掃射のレーザーや魔法攻撃の着弾間近となったところで、


「回避行動開始、同時に魔導シールド展開。いきます!」


と、声を上げると回避出来る攻撃は回避し、回避しきれない攻撃は魔導シールドで弾きながらロイヤルガード隊への接近速度を上げていったのである。

その様子を見てロイヤルガード隊の間で小規模の作戦会議が始まった。


「ある程度予想は出来たがやはりテイルが発動させた魔導シールドは我々の攻撃では貫通させられんか…」


「隊長、どうしますか?」


「…牽制にもならんかもしれんがこのまま撃ち続ける。その後ある程度まで接近したところで近接戦闘に移行する。良いな?」


「「「「「「「了解です」」」」」」」


こうして作戦会議を終わらせたロイヤルガード隊はワイバーンへの一斉掃射を再開させた。

一方でトーブル達の一斉掃射も続いており、そのレーザーキャノンの砲火が何度かワイバーンに直撃するという事故が起きていたがロイヤルガード隊の一斉掃射と同様にテイルが発動させた魔導シールドを貫通させる事は出来なかった為にテイルは一切問題にしなかった。

こうして前方からの攻撃と後方からの誤射を魔導シールドで弾きながらロイヤルガード隊にさらに接近、これに反応したロイヤルガード隊長が部下達に指示を出した。


「一斉掃射を魔法攻撃のみにして近接戦闘装備に切り替える。そして切り替えが終わり次第魔法攻撃しつつテイル機に接近、近接戦闘に移行する。良いな?」


「「「「「「「了解です」」」」」」」


こうしてロイヤルガード隊はレーザーライフルやレーザーキャノン等の光学兵器とミサイルやリニアレールガン等の実弾兵器による攻撃を中止して魔法攻撃のみに移行、同時にレーザーソードやレーザーランス等の近接戦用光学兵器や通常の剣や槍等の近接戦用武器に持ち変えるとワイバーンに向けて突撃を始めたのである。

このロイヤルガード隊の動きを見たテイルは、


「接近戦を挑んでくるみたいね。それではこちらも始めましょうか」


と、言うと続けて、


「いきます、ギガストーム!!」


と、叫んで超巨大竜巻魔法ギガストームを発動させたのである。

さらにテイルは続けて、


「続けて…ファイアボール!」


と、叫んで今度はファイアボールをロイヤルガード隊に向けて放ったのである。

そしてさらに、


「能力発動!無機物スペック限界突破!全速上昇開始!」


と、叫ぶとギガストームの最上層部に向けて全速力で上昇し始めたのである。

ここでテイルはトーブルに通信を繋げて指示を出した。


「トーブル隊長、聞こえますか?」


「はい、大丈夫です、テイル様」


「よし、それでは例のミサイルを発射して下さい。その後は私の指示があるまで攻撃は中止してください」


「了解しました。全機、ミサイル発射だ!」


「「「「「「「了解しました!」」」」」」」


こうしてテイルの指示を受けたトーブル達はロイヤルガード隊に向けてこれまで撃ち続けていたレーザーキャノンからある特殊なミサイルの発射に切り替えたのである。

一方のロイヤルガード隊はテイルが発動させたギガストームの前で突撃を取り止めてテイル達の様子を伺う事にしたのだった。


「隊長、どうしますか?」


「少し様子見だな…」


「…テイルは何をしてくるでしょうか?」


「…テイルと戦い、解放されたこちらの兵士達の報告ではテイルはギガストームを発動させた後にギガストームの反対側からファイアボールとレーザーライフルを放ちこちらのマシンアーマノイドの目を潰したそうだ」


「…ということは今回も?」


「その可能性は高いだろう。各機、魔導シールドを最大出力で展開。テイルの攻撃に備えろ」


「「「「「「「はっ!」」」」」」」


こうしてロイヤルガード隊はテイルの攻撃に備えて魔導シールドを展開させ、防御態勢に移行したのである。

そしてロイヤルガード隊が魔導シールドを展開させ防御態勢に移行した数秒後、テイルの放ったファイアボールがロイヤルガード隊マシンアーマノイド各機に直撃したのである。


「くっ!隊長!」


「慌てるな。各機、損害状況の報告!」


「二番機、損害無し!」


「三番機、損害無し!」


「四番機、損害無し。……ていうかさっきと同じじゃないっすか?」


「油断は禁物だ。何しろ相手はテイルだからな」


「それはわかってるんすけどねぇ…」


「やれやれだな…。まあいい、それより各機、テイルの次の攻撃に備えろ。恐らく突撃してくるだろうがそれ以外の可能性も捨てきれんからな」


「「「「「「「はっ!」」」」」」」


隊長の言葉でさらなる防御態勢に入るロイヤルガード隊各機。

そんな彼等にトーブル達が発射した特殊ミサイルがテイルの発動させたギガストームを抜けて急速接近していったのである。


「隊長!あれは!」


「ミサイル?テイルの突撃ではなかったか…」


「どうしますか?」


「迎撃する。撃ち落とすぞ、良いな?」


「「「「「「「はい!」」」」」」」


こうして接近してくるミサイルに攻撃し始めたロイヤルガード隊。

しかしその攻撃はミサイルが展開させた魔導シールドによって全て防がれたのである。


「な、なんだ!?ミサイルが魔導シールドを展開させた!?」


「た、隊長!どうするんですか!?」


「攻撃を継続だ!撃ち落とせ!」


「「「「「「「りょ、了解!」」」」」」」


隊長の指示でミサイルへの攻撃を続けるロイヤルガード隊。

しかし彼等の攻撃はミサイルが展開させる魔導シールドを突破する事は出来ずにさらなる接近を許していた。


「「「「「「「隊長!」」」」」」」


「総員魔導シールドを最大出力展開!受け止めるぞ!」


「「「「「「「了解!」」」」」」」


こうして魔導シールドを展開させてミサイルの直撃に備えたロイヤルガード隊。

しかし彼等は数秒後この選択を後悔する事になる。

彼等には知る由も無い事だったのだがこのミサイルはセレス博士が作り上げた特殊な魔導シールド貫通ミサイルだったのである。

原理はミサイルに展開させた魔導シールドに迎撃してくる相手の攻撃を受け止めさせてその攻撃に含まれる対戦相手の魔力を感知させ、その対戦相手の魔力にミサイルが展開させる魔導シールドの魔力波長を合わせていき対戦相手の魔力波長とほぼ同質の魔力波長にさせる事で対戦相手の魔導シールドを(ミサイルに対してだけ)無効化させる、という物であった。

その威力をロイヤルガード隊の各機は身を持って味わう事になったのである。


「な、なんだ!?ミサイルが…魔導シールドをすり抜けるだと!?」


「たいちょ、うわぁぁぁ!?」


「ぎゃあぁぁぁ!」


「ぐわぁぁ!」


「…くっそっ…各機!被害状況を知らせろ!」


「二番機、損傷率20%です…」


「三番機、損傷率18%です」


「四番機、損傷率30%っす…」


この後も続く各機の損傷率報告に徐々に表情を曇らせていくロイヤルガード隊長。

そしてロイヤルガード隊長は曇った表情のまま呟いた。


「おのれテイルめ…本命はこの新型ミサイルだったか…」


ロイヤルガード隊長はそのように呟いた。

呟いてしまった。

新型ミサイルによる攻撃が本命であると思い込まされてしまった。

これによって一つの可能性であるワイバーンの強襲攻撃がある、という考えが完全に打ち消されてしまったのである。

そうして完全に無防備な姿を晒してしまっているロイヤルガード隊に自身が発動させたギガストームを飛び越えたテイルとワイバーンが上方から一息に襲い掛かっていったのである。


「さて、まずはセオリー通りに孤立している機体から撃墜して数を減らしていきますか」


こう言ってテイルは他の機体から比較的離れている機体に狙いを定めて急降下を始めるのであった。

そしてテイルが急降下を始めて数秒経過したところでロイヤルガード隊のマシンアーマノイドのレーダーが異変を知らせ始めたのである。


「…!レーダーに反応?…上からだと!?」


「「「「「「「隊長!」」」」」」」


「くっ!各員迎撃!近付けさせるな!」


「「「「「「「了解です!!」」」」」」」


こうしてワイバーンが降下してくる上空に向けて全力で迎撃を始めようとしたロイヤルガード隊。

しかし彼等が武器を上空に構えたその時にはワイバーンは既に狙いを定めた一機への攻撃態勢に入っていた。


「まず一機!!」


テイルの雄叫びと共に振り下ろされたレーザーソードは目標にされたロイヤルガード隊のマシンアーマノイドを脳天から一太刀で両断したのである。

更にテイルは続けざまにコクピットブロックの位置を目掛けて横からもレーザーソードで一閃、目標の一機は十文字に切り裂かれ爆発、撃墜したのであった。

これにロイヤルガード隊の面々は驚愕したのである。


「テイル!なぜ撃墜した!!」


「…?なぜとは?」


「惚けるな!以前に戦った部隊はマシンアーマノイドは残らず破壊したがパイロットは一人たりとも殺さなかったではないか!!それが今回はパイロットも殺した!!なぜだ!!」


「…以前の部隊のパイロット達を生かして帰したのは大魔王フレイルに伝言があったからですよ。そうでなければ全員抹殺していましたよ」


「な、なんだと!?」


「当然でしょう?生かして帰せばあなた達は新しいマシンアーマノイドを受領してそれに乗り破壊と殺戮を繰り返す。それがわかっているのにただで帰すわけがありません」


「おのれテイル!!」


「ですからあなた達はここで全員倒します。さすがにあの艦隊を全滅させるのは不可能ですから諦めますが」


「おのれテイルめ…。やれるものならやってみろ!!総員攻撃開始!テイルを殺せ!!」


「「「「「「「了解!!」」」」」」」


こうしてロイヤルガード隊二十九機がワイバーンに突撃を開始したのである。

その様子を見てテイルは、


「来ますね。さて、それでは包囲されないように立ち回りながら各個撃破といきますか。さあ、いくわよワイバーン!」


と、これからの方針を声に出して確認して気合いを入れたところで二挺持ちにしているレーザーライフルを連射しながら包囲されないよう注意しつつ後進を開始、これによりワイバーンとロイヤルガード隊マシンアーマノイドとの一見すると鬼ごっこのような戦いが始まったのである。

そして開始二十秒、テイルとロイヤルガード側それぞれの現時点での感想が出始めるのだった。


「うーん…魔導シールドは抜けるけどさすがにロイヤルガード仕様のマシンアーマノイドの装甲をそのまま抜くのは難しいか…。もう少し込める魔力量を増やすかな…」


連射でありながらもほぼ全てを命中させているテイルは敵機に当てる事は出来るものの撃墜させるには至っておらず、その事実がテイルに一般兵仕様のマシンアーマノイドとロイヤルガード仕様のマシンアーマノイドの性能差を痛感させていた。

そしてテイルに痛感させた性能差がテイルに攻撃する際に込めている魔力の量を増やさせる、という結論に至らせたのだった。

一方のロイヤルガード隊の反応はテイルの反応とは違って芳しくないものであった。


「ちいぃ、ちょこまかと逃げ回りやがって…!」


「隊長!どうしますか!?」


「…各機散開!まずは奴を確実に包囲するぞ!」


「「「「「「「了解です!!」」」」」」」


こうしてロイヤルガード隊は密集隊型から部隊を散開させてワイバーンを包囲する作戦に切り替えたのである。

しかしこの選択は裏目に出る。


「…密集隊型をやめて散開、からの包囲かな…?…各個撃破が基本戦術のこちらとしては予想通りに動いてくれれば願ったり叶ったりなんですけど…向こうはその事をわかってないのかな?」


ロイヤルガード隊の動きを見てそう独り言を言ったテイルは散開していくロイヤルガード隊の機体の中で一番最初に散開をし始めた機体に狙いを定めるとそれ以外の機体に向けてレーザーライフルの二挺連射を開始したのである。

さらにテイルは、


「トーブル隊長、聞こえますか?」


「はい、聞こえますテイル様」


と、トーブルに通信を繋げたのである。

そしてテイルはトーブルに次の指示を出すのだった。


「トーブル隊長、レーザーキャノンの掃射を再開して下さい」


「了解しました」


「さっきと同じように私の事は気にしないで良いですからね?」


「りょ、了解しました…」


「お願いします」


こう告げてテイルが通信を終えて回線を切ってすぐにトーブルは部下達にレーザーキャノンでの攻撃の再開を指示、再度トーブル達によるレーザーキャノンの一斉掃射が始まった。

こうして前からはワイバーンのレーザーライフルの二挺連射、後ろからはトーブル達のレーザーキャノンの一斉掃射に晒される事になったロイヤルガード隊はすぐに今の状況への対処を迫られたのであった。


「ちっ、前後から攻撃されるとさすがに苦しいか…」


「隊長、後ろからの攻撃はどうしますか?」


「…最低限の魔力量での魔導シールドであえて当たって弾くぞ。良いな?」


「「「「「「「了解です」」」」」」」


「…わかっているとは思うが前面に展開している魔導シールドの魔力量は減らすなよ?下手に減らすとテイルの攻撃を防げなくなるからな」


「「「「「「「了解しています」」」」」


「よし、行くぞ!!」


「「「「「「「はい!!」」」」」」」


この声を合図にロイヤルガード隊はそれぞれに魔導シールドの魔力量を調節、ワイバーンを包囲する為の突撃を再開させたのである。


「狙いどおりに止まってくれてありがとう。おかげでターゲッティングが終了したわ。さて早速…」


ロイヤルガード隊の行動を見てそう口にしたテイルはすぐにターゲッティングしたロイヤルガード隊員のマシンアーマノイドに急速接近を開始した。

同時にレーザーライフル二挺連射だけではなくファイアボールの連射も開始、この同時攻撃でロイヤルガード隊の突撃を完全に停止させたのである。


「しまっ…ファイアボールを…!」


「た、隊長!」


「守りを固めろ!耐えるんだ!」


「は、はいぃ!」


こうして突撃を止めて守備を固めたロイヤルガード隊。

そして動きを止めたロイヤルガード隊の一機、ターゲッティングした相手にワイバーンが襲い掛かった。


「二機目…終わりです!!」


「あ…く…!」


テイルの叫びと共に振り下ろされたレーザーソード。

ターゲットにされたロイヤルガード隊員のマシンアーマノイドはその一撃を防ごうと自身のレーザーソードで受け止めようとしたのである。

しかしワイバーンの一撃はロイヤルガード隊のマシンアーマノイドの防御行動の動きを一瞬上回りロイヤルガード隊のマシンアーマノイドをパイロット諸共に頭部から一刀両断、爆散大破させたのだった。

この光景を黙って見ている事しか出来なかったロイヤルガード隊員達は本格的な戦闘開始からあまり時間が経っていないにも関わらずすでに悲観的な声が上がり始めていた。


「隊長…これは…」


「………」


「隊長、ここは一度後退した方が良いのでは…?」


「………」


「隊長…」


しばらくは隊員達の言葉を黙って聞いていた隊長だったが予想以上に隊員達の心が折れていると感じた隊長はすぐに隊員達の心を立て直す為の指示を出したのである。


「総員、一人でテイルに向かって行くな。必ず二人一組で向かえ。隊列は左右に一人ずつではなく前後に一人ずつだ。前にいる者は前面の魔導シールドの魔力量を上げて後ろにいる者は後方の魔導シールドの魔力量を上げるんだ」


「「「「「「「…え?あ、は、はい!」」」」」」」


「この状態でテイルに接近し包囲するんだ。その際テイルには背を向けるなよ。背後に回り込まれそうになったらすぐに前後の役割を切り替えるんだ。良いな?」


「「「「「「「はい!」」」」」」」


「よし、行くぞ!」


「「「「「「「はい!」」」」」」」


この指示である程度戦意を取り戻したロイヤルガード隊は隊長の指示通りに二人一組、前後の魔導シールドの魔力量調節を行った上でワイバーンの包囲行動を再開させたのである。


「…うん?何か…動きが変わった…?」


この変化に最初はテイルも何が変わったのかがわからず一時攻撃の手を止めてロイヤルガード隊の行動を注視していたがすぐにその行動の意味を理解した。


「なるほど、前にいる私からの攻撃は前にいる機体の魔導シールドで防いで後ろからのトーブル隊長達の攻撃は後ろにいる機体の魔導シールドで防ぐ。そして私には必ず背後に回り込ませない、か。良く考えましたね…」


そう言いながらロイヤルガード隊の攻撃を回避しつつ包囲させないように立ち回るテイル。

戦いは第二ラウンドに入っていくのだった。

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