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多元世界戦記 ~テイル奇譚~   作者: 篠原2
第一章 外交とかつての仲間達
108/503

政府専用機内にて その十七

遅くなりました…。

ごめんなさい…。(土下座)

驚くテイルはトーマス博士に、


「…でもモンゴル軍は地球最強と言われている軍ですよね?それと戦うのに日本軍は恐れたり萎縮したりはしなかったんですか?」


と、言って尋ねたのである。

これにトーマス博士は、


「しなかったと思いますよ。そうですよね、松本総理?」


と、言って松本総理に話を振ったのである。

これに松本総理は、


「そうですね、そのとおりです。日本軍はモンゴル軍を全く恐れていませんでした」


と、言ってトーマス博士の言葉に応じたのであった。

その言葉を聞いたテイルはトーマス博士や松本総理に、


「…地球最強の軍隊を相手にして全く恐れていないっていうのは…何か理由があるんですか?」


と、言って尋ねたのであった。

これにトーマス博士は、


「あります。そしてこの理由も、歴史が関係するのですよ」


と、言って答えたのである。

これにテイルは、


「…歴史ですか。教えてもらっても良いですか?」


と、言ってトーマス博士に話してくれるように頼んだのであった。

このテイルのお願いにトーマス博士は、


「ええ、大丈夫ですよ」


と、言って応じた後で、


「先ほどモンゴルがモンゴル帝国という世界最強を誇った時代の話をしましたが、その時代にモンゴル帝国が日本に侵略戦争を仕掛けた事があります。これを日本では元寇というのですが、この戦いで日本軍はモンゴル帝国軍を撃退、さらに数年後、モンゴル帝国は二度目の日本侵略を行ったのですが日本軍はこれも撃退、当時世界最強と呼ばれ恐れられたモンゴル帝国軍を二回も蹴散らして見せたのです。ちなみにモンゴル帝国軍の攻撃を単独で跳ね返せた国は少なく、その少ない国の一つに日本が含まれるのです」


と、言って説明を終わらせたのであった。

これを聞いたテイルは、


「…世界最強帝国の侵略を二回も…」


と、言って驚いたのである。

そんなテイルに松本総理が、


「その歴史を知っていたからこそ、日本の陸軍も空軍もモンゴル軍を恐れなかったのです。それどころかモンゴル軍との戦闘の直前に陸軍と空軍は、我等の祖先はモンゴル軍と二回戦い二回とも撃ち破った!祖先に出来た事が我々に出来ないはずは無い!と、叫んで将兵を鼓舞したそうです。それもあって陸軍と空軍はモンゴル軍と互角の戦いを展開出来たという事です」


と、言ってトーマス博士の説明を補足したのであった。

こうして二人の説明を聞いたテイルは、


「…それなら陸軍と空軍はどうやって全滅したんですか…?」


と、言ってこの場の全員に問い掛けたのであった。

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