第四十話……同輩
誤字脱字報告有難うございます。
今日のお空は霧雨が降る濃霧。
なんだか今日も肌寒い。
──ウォォォオオオ!
咆哮に大気が震え続ける。
……(´・ω・`) 二時間以上もでござる。
脛に矢が当たり、涙を流すサイクロプス。
よしよしヾ(・ω・`)
30分前から全長30cmのポコが、全長20mの赤子のように泣きわめくサイクロプスをあやしている。
──更に1時間後。
やっと泣き止んだのでござる。
ポコを肩に乗せ、強大なサイクロプスは和気あいあいといった雰囲気で、拙者たちの方へ近づいてくるのでござる。
Σ( ̄□ ̄|||)
さすがの歴戦の勇士である骸骨騎士の【ザムエル】も顎がハズレそうな雰囲気でござるな。
──ギャギャロピィィィ!!
甲高い声を上げながら、サイクロプスは拙者たちの前に跪き、臣下の礼をとったのでござる。
ギャギャロピィィィ!!
流石の邪教司教の【レイシ・ンホール】もサイクロプス語は解らないようだ。
が、ポコと一つ目巨人は和気あいあいと会話しているのでござるよ。
その後、森の中から4~5m級のサイクロプスが、出てくるわ出てくるわの18匹。
アガートラム以下みな顔面蒼白でござるよ。
ポコの通訳によると、
大きくなりすぎた息子のご飯が無くなって人里まで降りてきたとのことで、息子の就職が決まったので、安心して山地の奥深くへ戻れるとのことでござった。
Σ( ̄□ ̄|||) 就職ってウチか!?
ポコはウンウン頷く。
ぇ~ご飯がいくらあっても足らないでござる (´;ω;`)ウッ…
ちなみに……、
(´・ω・)っ【赤色兵装塗装代】ヨロピク❤
って Σ( ̄□ ̄|||) モマイラの趣味の経費を回してくるんじゃないでござる。
……てな、こともありつつ、
ヾ(゜∀゜)人(゜∀゜)人(゜∀゜)ノ ぽこぶひうさ~♪
その日の夕方は3匹揃って、一つ目巨人【ビットマン】の肩の上に楽しく乗りつつ凱旋の途に就いたのでござる。
──その晩。
ニャッポ村からある程度離れたところまで、老騎士がお出迎えしてくれたでござる。
が……、
Σ( ̄皿 ̄|||)
老騎士は眉間にしわを寄せながら腰をぬかしたのでござる。
「と……殿! これはいったい!?」
老騎士の目の前には、青色の恐ろしい形相の巨大なムキムキマッチョな一つ目巨人が、オーク達とキャッキャウフフしていたのでござる。
「お友達ポコ~♪」
老騎士はなにかの悪い冗談かと思っていたみたいでござるが、赤毛の女アサシンに確認と説明をうけ、安堵したため息を漏らしたのでござる。
「はぁ……我が領の財政が……」
──数日後。
ギャギャロピィィィ!!
サイクロプスの【ビットマン】はブタ領南部の奥深いところで、交易路の工事にあたってもらったのでござる。
さすがに目立ちすぎるのもあり、ニャッポ村への居住は見送られたでござる。
そして、機嫌がいいときは巨体に似つかわしくない甲高い声を上げるため、ブタ領南部では怪鳥がでると噂がたっていったのでござる……。
ブヒブヒ……(´・ω・`)
みなさまの【ご感想】が当ブタ作の栄養源になります (`・ω・´)ゞ 感謝~♪
【ブタ的五輪用語集(サッカー編)】……ショルダーチャージ
サッカーではボールを持った選手に対し、真横からのチャージは認められている。
が、どこからが危険なプレーと判断するかは、時代と風潮によるため極めて難しい。
おおむね横から相手の腰に腰をぶつければファールはとられない。
というか、ペナルティエリア外なら服のつかみ合いくらいは常套手段でもある (;'∀')
ブタ的レベルにおいては、ディフェンスは基本的にボールへいくフリをする。
もし、後ろ手に組んでプレスをしに行くプレーヤーを見かければ、それは草サッカーの玄人的なプレーヤーである。
当ブタコメディーは【にゃっぽり~と航空】様と【(非公式)アスキーアート同好会】様の提供でお送りしました。




