第二十五話…狼煙
今日の空も雨だった。そろそろ町内の連歌会だなぁ。
ゲームの中は赤い…、そう赤かった。
──
痛い痛い (´;ω;`)ウッ…
……ウサから逃亡した罪で、拙者はポコにほっぺた抓られまくりで、お顔が真っ赤かになっていたでござる。
──
赤毛の女アサシン【ライン・シュコー】によれば、クローディス商館商館長の逃避先はこの粗末な納屋だった。
どうやら、クローディス商館長は暗雲を察し逃亡していたのだ。
「第二班、下水道路封鎖いたしました」
「うむ!」
赤毛の女アサシンは部下の元盗賊達の報告を聞いていた。
どうやら建設中の下水道路まで部下を配備しているようだ。
──
「投降せよ!」
赤毛の女騎士は説得を続けたが、納屋は静かなままだった。
( ‘д‘⊂彡☆ ぱ~ん ☆
よって、ウサによって、納屋は倒壊した。
が、商館長はいない。
……(´・ω・`) おらんでござるな。
「殿! お耳を拝借」
老騎士はブタになにかを耳打ちした。
「……。あ~、新しい石炭採掘はどこの商館に任せようかな~?」
とブタがこれ見よがしに大声でつぶやく。
すると、ポコの足元から【土遁の術】が解け、満面の笑みのクローディス商館長の姿が現れた……。
「是非とも私どもにお任せを!」
Σ( ̄□ ̄|||) シマッタとなる商館長だが。
「裏切者は許さんウサー!!」
( ‘д‘⊂彡☆))Д´) ぱ~ん ☆
「ぽこ~( ノД`) 」
タヌキのポコがぶっ飛ぶ!
( ‘д‘⊂彡☆))Д´) ぱ~ん ☆
「拙者は無罪でござる (´;ω;`) 」
癇に障ったらしく、ついでにブタもグーでビンタされた。
クローディス商館長は無事(?)に説得され……。
ここにハロルド王太子接待作戦は、接待主任クローディス、料理主任ドリス夫妻、諜報主任シュコー、総司令官はヘーデルホッヘと決まった。
──ここにブタ領始まって以来の【史上最大の作戦】がはじまった(大げさ)
作戦目標はただ一つ!
【さっさと王太子にお帰り頂く!】
一秒でも早く帰っていただくべく、アガートラム軍務役以下幕僚も英知をしぼった作戦が展開されることとなる。
──当日。
「本日の王太子殿下のご行幸を至福と致しまして、臣たる──
お迎えは、領主代行であるヘーデルホッヘ騎士爵。
ブタは無礼があるとまずいので隔離された。
ブタとタヌキとウサギはンホール司教のもとでお勉強中である。
ちなみに、邪教の館別館はブタ領都ニャッポ村にあった。
とりあえず、建設中の港湾もであるが、銅山、石炭坑道、鉄鉱山の存在も秘匿とせねばならない。 視察などされたらたまったものではなかった。
……俗にいう、検地など領主にとっていいことなんか何一つないのだ。
秘密を守るためには、赤髪の女アサシンのシュコーの手の者による、落石による交通路遮断や、毒物流布による施設閉鎖も検討されていた。
村へ続く道を進むハロルド王太子一向は沿道にて、果物などを捧げてくれるニャッポ村民に囲まれていた。
果物を受け取り、老騎士が毒見をして見せ王太子に渡す。
小さな王太子は果物を齧り。
「余は満足ぞ!」
と満面の笑みで答えた。
5歳の王太子の御つきの宰相ドロー公爵も果物を齧る……。
「っ!?」
……なぜか老騎士が毒見したはずの林檎を食べたドロー公爵は、腹痛をもよおした。
「お手洗いはこちらですぞ!」
めちゃめちゃ手際がいい、ハイオーク族族長。
なにしろ、昨日までの猛訓練の通りだ(苛烈)
──
『第一段階成功セリ!』
民家や茂みからは、怪しげな発行信号が光り、近隣の山々からは色鮮やかなのろしが上がっていた。
【システム通知】……サーバーが切断されました。
Σ( ̄□ ̄|||) リアルはまだご飯じゃないはず!? どした~?
……しばしの暗転のち、とおちゃんが電子レンジと電気ストーブを使いながら、オーブントースターを使ったため、ブレーカーが落ちたのだった (´・ω・`)
(このお話、明らかに年代ネタが古い……)
【今日のブタ的な卓球用語】……『サーブ練習』
実業団クラスの方でも結構やっている一人でできる練習。
ファールを取られることと、サービスミスは避けたい。
ブタ的レベルにおいて、『勝ちたい』『試合に出たい』とかいう方ほど練習しない謎ww
音が気になるなら、毛布を敷いてその上に段ボールをのせる。
家族に嫌がられるなら、ベランダで行う。
下手でも、努力だけはできる (*´▽`*)b~♪ 私はやらないけど(まてこら)