一人でいる家族
誰と話すのか
主役の立つステージの上で
おおぐま座の尾の星の隣で
彼女の物語を生きることになる
否応無しに
僕が強力なのは一人でいる時
そこには僕の信じようとするものしかいないからだ
孤独は人を愚かにもするが
確かに強くもする
一人きりでものを考えて何かをする時
何気ないことがサンドバックを揺さぶる
孤独といってもそれは普通
人を殺していく
一人一人
けれど聖人たちと同じように
不可解なまでに不自然に
ずっと立っている人もいる
答えは自分一人きりで探すのだ