37 朝食って大事だと思います!
そんなこんなで次の日の朝。
え?夕食のあとはナニをしていたのかって?普通にそのまま寝たよ!
見張りはヴァイスに任せることができるから寝る場所は2人で一緒だ。
一応はソフィアとは婚約しているから、世間的な問題もない。婚約についてはまた今度、機会があったら説明させてくれ。
閑話休題
まずは朝になったので朝食を作ることにした。
「ソフィア、生の牛肉と白パンは残ってるか?」
「ん、朝ご飯の分ならなんとかなる。あとで買い足しておかないと・・・・・・。」
う~ん。1週間くらいは学園での生活に慣れるためにもできるだけ近くの街や町に行くのは避けたいからなぁ。
それだと学園内の購買で買うことになるだろうから割高になりそうだな・・・・・・。
寮母さんに相談してみるか?
今後の予備の食料について考えながら、昨日作っていた焚き火で朝食を作る。
まずは生肉を即席で作った木の串を2本刺して焚き火で火を通す。最初は焚き火に近づけて表面を焼き、その後は離してじっくりと中まで火を通す。熱いうちに少量の塩を降るのを忘れずに!
軽く炙っておいた白パン(酵母による発酵をさせた柔らかいパン)に肉を挟む。起きたときに見つけた野草(レタスのような食感と味のもの。見た目はホウレンソウ)をオマケに挟めば・・・・・・。
サンドイッチの完成だ!
手軽に食べれてボリュームもある。いい感じの朝食だ。
なんで直ぐに寮に帰らないのかって?昨日の夜があんな事になったんだぞ?顔を出しにくいんだよ。まあ、着替えとかは部屋にあるから一度は寮に帰らないといけないんだけどさ・・・・・・。
はあ・・・・・・。憂鬱だ。
そんなことは後回し!まずは朝食だ!
ソフィアと二人で焚き火を囲み、サンドイッチを食べる。季節は春だがまだまだ朝は冷えるからな。
サンドイッチの味は上々。肉が焼きたてだからか、味付けが塩だけでも結構ウマい。
さすがに売り物にできるような料理とは言えないが、野営で簡単な朝食なら充分だろう。
「ゴメンなソフィア。マトモな朝食も用意できなくて」
本来ならソフィアは此処に此処にいる必要はない。こんな場所で野営などせず、寮のベッドでゆっくりと休み、普通の朝食は食べることができたはずなのだ。それなのにソフィアは俺に付いて来て、今ここで簡単なサンドイッチを齧っている。
情けなくなってくる。
ゴッ!!
少し俯いていたら、頭に強い衝撃があった。
驚いて顔を上げると、見えたのはソフィアの靴裏。どうやらソフィアに蹴られたらしい。
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「馬鹿にしないで」
ソフィアが静かに呟く。
こ、これ・・・。怒っていらっしゃる・・・・・・?
「私が此処にいるのは私の意思。トモヤが責任を感じる必要はどこにもない。私はトモヤの傍にいるととても幸せ。昔は大嫌いだった私の立場も、そのおかげでトモヤと会えたから感謝している。だから・・・・・・」
ソフィアは話しながらも俺との距離を詰め、最後にはその小さな唇で俺のソレを塞いだ。
ソレは短く終わり、ソフィアとの距離が開く。
「だから・・・・・・。トモヤのことが大好きだから・・・・・・。そんな悲しいことを言わないで?」
え~っと・・・・・・。そこまで深刻な話しではなかったんだけど・・・・・・。どうしてこうなったんだ?




