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35 拠点の作成と食事・・・?

取り敢えず寮の裏にある山に入り、程よく開けた場所を野営地として一晩過ごせる程度のテントを作った。


 骨組みは近くの二本の木をベースに太めの木の枝を横に渡す。横になった木の枝にシダ系の植物を掛けて広げた状態で地面に固定・・・・・・。たったのこれだけで超簡易的な仮拠点の完成だ。


 テント内は地面が剥き出しなので体の下に敷く布、贅沢を言えば毛布があると完璧なんだが・・・・・・。まあ急に設営する事になったのを踏まえれば及第点だろう。


 (なお)、寮を出るときにくっついてたのはやはりソフィアだった。彼女の手伝いもあったのでテントの設営は準備から完成まで驚きの15分程で終わった。(この世界では一般的に2人で一晩過ごせる程度の拠点を作るには1時間前後、ベテランでも30分はかかる)


 今回屋根に使ったシダ系の植物は『邪祓草(じゃばらいそう)』と呼ばれる魔物が嫌う臭いを放つ草を使用している。これを使えば、余程攻撃的もしくは強力な魔物以外は近寄ろうとはしない。

 ここで大事なのは魔物が嫌がる程度の臭いということだ。弱い魔物でも臭いを無視して近寄ってくることがあるので油断はできない。

 (ちな)みに、ヴァイスは『強力な魔物』なので全く気にせずに近くで(くつろ)いでいる。今夜の見張りはヴァイスに任せておけば問題はないはずだ。


 「ああ、腹が減ったな。寮母さんに貰った夕食を食おう!」


 「楽しみ・・・」


 テントの近くにそこそこ乾いていそうな草や葉を集めて生活魔法にも含まれている火魔法の『イグニッション』で火を熾す。その辺の枝を投げ込んで燃料を追加。その間にソフィアがテント付近に落ちている枝を集めてきてくれた。

 こうして出来た焚き火の周りに石を積んで安全対策。本来は先に石を積んでおくべきだったので反省をしておく。


 焚き火で明かりを確保できたのでようやく夕食だ。バスケットを開けると、その中には・・・・・・






  何 も 入 っ て い な か っ た





な ん で だ よ ! !


 いいか?落ち着け?冷静になるんだトモヤ。見間違えかもしれない。バスケットを閉めてもう一度見ることにしよう。


 パタン


 カチャ


 「やっぱりない!?」


 よく見るとバスケットの中にはパン(くず)やレタスの端切れが付いている・・・・・・。つまり元々はこの中に食べ物が入っていたのは間違いない。


 「ソフィア、先に食べたりはしていないよな?」


 「当然。トモヤと一緒にいるのに二人で食べないわけがない」


 ないとは思うが念のためにソフィアに確認しておく。勿論、俺は食べていない。ならば・・・・・・。


 「ヴァイス?」

        

 「グルァァ」パタパタ


 『ないない』とでも言いたげな表情で前足をパタパタと横に降るヴァイス・・・・・・。可愛い。

 いやそうではなく。うーん。ヴァイスの足ではバスケットを壊さずに開けることは出来ないだろう。どうせやるならバスケットごと食べる。ヴァイスはそういうやつだ。


 まあ考えていてもバスケットの中身が表れるわけではないし、この森で食料でも探すとするか!

※夜の森は大変危険です。キャンプ場等、専門の施設以外の森や山でキャンプを行うのは止めましょう。遭難、大怪我等々本当に危険なんです。(´・ω・`)

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