28 三人目の幼なじみ
そろそろ予約投稿のスタックが無くなりそうです・・・・・・。そのため何週間か投稿をお休みさせていただき、スタックを作る時間を作らせていただきます。申し訳ありません。m(_ _)m
全身鎧の女性に声をかけられ、俺たちは席順通りに席についた。(教室の前にある黒板に席順が張り出されていた)
この女性、鎧の頭部は外しているから顔は見えるんだが見覚えがない・・・・・・。さっき俺とソフィアを見て微笑んでいたんだよな。どこかで聞いたことのある声だったし・・・・・・、誰だ?
「さてと、何人か知っている者もいるが自己紹介をしようか。私はルミナス・ベンヴェヌータ。元Bランク冒険者だ。Bランクになってすぐに軍に入隊し、去年諸事情で軍を去り、今年からこの学園で教鞭を執ることになった。では今度は君達の番だ。成績上位の者からはじめてくれ」
ルミナス先生だったのか。どうりで聞き覚えのある声のはずだ。
生徒が一人ずつ立ち上がり自己紹介をしていく。
「『アルベルト・ロゥ・ヴァロア』だ。血筋としては旧『ヴァロア王国』の第三王子だが、楽に接してもらえると嬉しい。」
ヴァロア王国
聖龍共和国の元になった主な国。この国が主体となって周囲の国々と平和的な融和を進め、当時周辺の国々へ侵略していた国への牽制とした。
共和国となってからは『王族は国民にとって拠り所でなくてはならない』という初代国王の信念の元、政治的な行為を民主的に進めている。
『国王自らが融和の結果発生している様々な問題の解決に尽力する』等の行動を多くの国民が支持している。
※この国の王族は美男美女が多く、ファンだけで国家ができるとも言われている。
アルベルト、愛称は『アル』。入学式前の予選では藍の電撃は耐えたが俺のブレスで吹っ飛んでいた。昔っから読書と実験が好きで自称『好奇心旺盛』、他称『知識欲の塊』だ。
金髪碧眼で細身のイケメン。
こいつも幼なじみだがはっきり言ってめんどくさい。普段はクールなくせに負けず嫌いだから遊びも言い争いもなかなか終わらないんだよ。
負けず嫌いのことを考えていたら2位の自己紹介が終わっていた。不覚。
「ソフィア。好きな人はトモヤ。よろしく」
初っ端からぶちかましたな。他に紹介する事もあるのにあえてそれだけか・・・・・・。いや、もしかして自分の情報を隠すために注目の集まりやすそうな他の情報で釣ったのか?
まあ彼女の実家について知られたら面倒になるだろうし間違った判断ではない・・・・・・のか?
その後も自己紹介は続き、Sクラス全員の自己紹介が終わった。
「さて、自己紹介も終わったことだしいくつか連絡事項を伝えて今日は解散としよう」
「一つ、学園内での許可のない戦闘は禁止されている。攻撃された際は必要最低限の反撃を行い、捕縛せよ。不可能な場合は逃走を推奨する」
「二つ、使い魔の扱いについてだ。勝手に他の生徒に害を及ぼさないことが前提だが、冒険者ギルドの『従魔の証』やその他何らかの『許可証』を身に付け、学園の許可をとれば敷地内に使い魔を入れることができる。許可はその場では出ないので注意するように。また、建物内には小型の使い魔しか入れないことを覚えておいてくれ」
事前に確認しておいた通りだな。じゃあアイツを迎えに行く用意をしておくか。
「最後に、ここに君達の制服が届いている。教壇に置いておくので各々持って帰り、明日以降はこの制服で登校するように。以上だ、解散!」
ー『用語解説』ー
『魔物』
体内に一定以上の魔力を持つ生物の総称。魔力
の濃度が高いほど見た目が変わっていく。魔物
の共通の特徴は両目が深紅に輝いていること。
(目のすぐ裏に深紅に輝く魔石があるため)
『従魔』(使い魔も含む)
人に何らかの形で従う魔物の総称。魔法による
契約、魔物自身の意志など、魔物が人に従う理
由は様々。
従魔になるとその魔物のステータスの称号に
『(使役者の名前)の従魔』と出る。




