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1 いったいここはどこなんだ?

初めての投稿です。誤字などがあったら教えていただけると幸いです。応援が頂けると嬉しいです。

 俺の名前は「新城(あらき) 友也(ともや)」。20歳の無職だ。2年間公○員の採用試験を受験し続け、全て不採用。親の負担になりたくないと考えていくつかの企業も受けたがこれらも不採用だった。この結果には結構ショックを受けたが、仕方がないと考え、今はハロー○ークに行ったり、筋トレをしたりの日々だ。


 「さて、そんなありきたりでつまらない一般人の俺がなぜこんなところにいるのかな?」


 周囲に色はない。白一色とも、黒一色とも見える空間だ。訳が分からないかもしれないが、そうとしか表現ができない。そして極めつけ、目の前には美しい女性がいる。


 「私を見て『美しい』としか表現出来ないなんて、あなたの語彙が少ないことがばれるわね」


 この美人、ナチュラルに心を読んでいるらしい。ちょっと腹が立ったのでこの女性についてもう少し詳しく説明してみよう。

 まず歳は20から25歳。身長だが、170から175cm位か。全体的に細身だが立ち姿からしっかりとした体幹があることがわかる。凹凸は・・・・・・。彼女の顔が険しくなっている。泳いだときに抵抗が少なそうとだけ言っておこう。無いわけではないし、全体的なバランスがいいので華奢(きゃしゃ)な印象はなく、純粋に美しいと感じる。服装は上半身は白い布をからだに巻き付けているようだ。まあ、ただ単にぐるぐる巻きなわけではなく、何らかの決まっている手順で着用されているようだが。下半身はふくらはぎまで覆うスカートだ。これまた白でわずかに広がりがある。横の方には太ももの下の辺りまでスリットが入っている。動きやすくするためか?そして一番気になるであろう顔周りだ。髪型は肩にかかる程度のセミロングのストレート、髪色は銀色で光源は無いはずなのだが薄く輝いて見える。いや、よく見たら体全体が発行しているのかな?まあいいや。顔はやや彫りが深く、目は青が混じった銀色でややつり上がった目尻や眉から強気な印象を受ける。唇は小さく、頬は透き通るように白かったのだが、先ほどからは少しずつ赤らんできていて大変かわいらs・・・・・・。


 「ああもう!なんなのこの人!なんで私の容姿の説明に400字以上使ってるの!?ここはどこだとか言っておいてそっちは放置でいいの!?あと頬が赤らんできたとかそれっぽい嘘をつくな!?」

 「いや、本当に頬は赤くなっているんだが・・・」

 「え、嘘!?本当に!?」


 頬を手で覆って熱くなっているかを確認しているらしい女性、可愛すぎか。ちなみに頬は赤くなっていなかった。


 「意地悪!馬鹿!」


 この美人に怒られてもあまり怖くは感じないな。むしろ微笑ましい。


 「うっさい!」


 そろそろ真面目に質問をしていこう。


 「ここはどこだ?なぜ俺はここにいる?」


 女性はあっさりと答えてくれた


 「今更聞くの?ここはそこでありそこはここ。どこという名称はないわ。あえて言うなら『転生の空間』かしらね?」


 最初の質問に馬鹿にしてきたのは忘れているのかな?あとなぜここにいるのかも答えてほしいところだ。


 「あ、ごめんなさい。そうだったわね。えっと、あなたがここにいるのはあなたが死んだから。死因は『崖の近くでのうたた寝をしていたことによる転落死』らしいわ」


 は?崖?死んだ?俺が?


 「自分の将来が心配で眠れなかったんでしょう?気分転換に近所の山に登ってたみたいよ」


 ああ、思い出した。考え込むのは良くないと思って山に向かったんだ。で、山頂で気持ち良く昼寝をしていたと。たしかにあの近くには崖があったな。アホみたいな死因だ。


 「納得した。ここは『転生の空間』だと言っていたな。俺は転生をするのか?」


 「そうよ。あなたの死は予定外だったの。何者かがあなたの人生に介入してしまったみたい。介入したのが何なのかを調査するのは私の担当だから、あなたがどうこうするものじゃなわよ」

 「そうか、俺はどこで何に転生するんだ?」


 女性は初めてにっこりと笑い、その質問に答えた。


 「『カルクイナ』という世界の『龍人』よ」

 

主人公は落ち着いて見えますが割と動揺していますよ(^^)

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