第6話
ハクオウはため息をつく。
「ハクオウ、連れて行ってあげよう・・・?ミラも反省しているし。」
「カゲツ~」
「はあ・・・。ミラ。連れて行ってやるけど、問題を起こしたら次から連れて行かないからな。」
「「あはは。・・・ミラ、バカですね。」」
ヒィスとツヴァイが笑いながらそう言う。
「・・・ヒィス、ツヴァイ。お前たちもだからな。」
「は、はいっ。」
「分かっていますよ。」
そのとき、バンッという音が響き、
「ハクオウ、俺とあそべっ!」
と言う声がした。
「・・・・お前、帰って来た途端それか。」
「吸血鬼王、お帰りなさいませ。」
「うむ、今帰ったぞ!」
「カガリ・・・。うっさい。」
面倒くさくなったハクオウが銃を取り出しカガリと呼ばれた男へと銃口を向ける。
「ハクオウ、それ魔銃だよな。」
「そうだが?」
「マジで俺を殺す気か!?」
「ハクオウ様。そのままどうぞ。」
ミアが冷たく言い放つ。
「「私たちも別にかまいません。」」
ヒィスとツヴァイは笑いながらそう言う。
「ハクオウ、銃をなおして。明日からでしょう?もう寝ないと疲れちゃうよ。」
「・・・カゲツ・・・僕はもう寝る。お前たちも寝ろ。」
みんなははいと答える。もちろんカガリもそう答えたが、
「待て、お前には仕事をやる。」
「何の仕事だ?」
カガリは不思議そうに顔を傾げた。