プロローグ
この作品は同ウェブ投稿作、「少年は魔王の第三子です。少年は兄弟のために頑張ります。」著者の零月が原作を、「異世界に来ましたー出会いを見つけました-」、「女陰陽師ーいろんな場所へ赴きますー」著者の葉月(早紀)が校閲、文字の打ち込みを行っております。
合作と言う点があり、話をうまく伝えることができないこともあるかもしれません。暖かい目で読んでくださると幸いです。
1人の少年が気持ちよさそうにベッドに寝ていた。
すると、どこから入り込んだかわからない白い猫がやって来た。
白い猫は寝ている少年の上に乗ったかと思うと
「起きろ、起きろハクオウ」
と急に話しだしたのである。
ハクオウと呼ばれた寝ている少年は白い猫に
「・・・ユキ、もう少し・・・」
ブチッ
何かが切れる音がした。
「毎朝、毎朝、起こしてやっているのに・・・。お前、今日あいつのところに行く日だろう。遅れたら、俺まで怒られるんだぞ!今すぐ起きて準備しろ。じゃないとあいつにアレをばらすぞ。」
「ごめん!今、起きる。」
「なあ・・・今日あいつのところに正午までだ。覚えているか?」
ユキと呼ばれた猫は尻尾でハクオウをたたきながら言う。
「夕方までじゃなかったか?」
ハクオウが聞き返す。
「(イラッ)、正午までだ!カゲツとミラも待っている。だから早く準備しろ。」
「シノは?」
「あいつは仕事だ。」
「僕もそっちがよかった。」
「仕方ないだろう。お前は俺らの主であいつはお前の雇い主、しかもあいつはお前を呼んでいるからな。」
「本当うざい。あいつ、マジうざい。シンリからの頼みじゃなきゃ断ったのに・・・」
「まあ、さっさと行って戻ってこようぜ。」
ハクオウはああ、とうなずいた。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
「少年は魔王の第三子です」、「異世界に来ました」、「女陰陽師」も並行してよろしくお願いいたします。
打ち込み担当 葉月