表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/8

∮王女騒動 共通1章 3話 歪んだ平等


「ねー今日は新しくできた店いかない?」

「やめとく~今月ピンチなんだ~」

「まあ学費はタダだしありがたいよねー」


――この魔法学園プリマジェールは惑星ドゥーブルフロマージェにある。

学園には王侯貴族や平民が入り乱れているが、平等と博愛をモットーにしているらしい。

そして学費も寄付のみで無償だ。


――学園長が大ざっぱで副学園長が経理をしているパターンだろう。


「オイテメー無視してんじゃねーぞ!」


いきなり声がして振り向くと私じゃなくて、別の誰かが絡まれていた。


「……うざい」


―――それはフォドルだった。


「先輩に向かってシカト決め込むたあ、さすがはマキュス星の天才少年サマだぜ」


突っかかているのは赤系の髪をしているので、ほぼ確実にマージルクス星人。

調査票によるとマキュスとマージルクスの民は千年前の戦絡みで冷戦中だ。


◆さて、私はどうすべきだろう。


→《間に入る》

《無視する》


「あ、こんなところにいたのね」


私はフォドルに用事があるフリをしながら気をそらすことにした。

星府policeで働く父に護身術を習ったので万が一のときは魔法を使われる前に腕をへし折ればいい。


「おい何してるんだ!」


タイミングの悪いところにウィダスが駆けつけてフォドルをかばうように立つ。


「くそっ!!」


男は逆上し氷の魔法をつかって刃を作る。それが私達に飛んできたので二人を突き飛ばして両腕で受けた。



『リンゴの皮を繋げて向きたいんだ~』

『まだ小さいんだ。ナイフなんてもったら……』

『いたた……』


保護されてしばらくの頃、私はナイフで指をきった。だけど痛みがあっても傷はつかないのだ。


『私は地球の人じゃないの?』

『うーん、それはわからないな。でもねたとえ地球の人じゃなくてもナキヒが大切だよ』


――氷の刃は粉々に砕けて散った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ