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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
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第五夜 強襲 9

胸を張り自信満々に自己紹介をする湊を見て、二人はあだ名の意味をようやく知る。



「ボクの場合、BLでも百合でもノーマルでも何でもオケー!基本は小っさな子が犯…」

「どぅわーっ!!!!バカジゲン!!初対面の相手を前に何言おうとしてんだっ!!」


何故か真っ赤な顔をして叫ぶ詩歌を、純粋な二人は頭にクエスチョンマークを浮かべ黙って見ていた。



(ビーエル?ユリ?何だろ、何かの専門用語?)

(あー、ノーマルって…オタクなのに普通?)


「何でそこで詩歌が照れるのさ、リア充はやだね。ロマンって物を分かってない」

「ロマンっていうか、お前が言うと変態っぽいんだよ!!」


丁々発止にやり合う二人を見て、野絵は二人の仲の良さをひしひしと感じた。

何でも言い合える仲というのは、本当に素晴らしいな、と心の中で密かに思う。



「あー、要するにアニメとかゲームとかが好きなの?」

「そうそう!シオン、君は聡いねぇ!今度ボクのコレクションを見せてあげるよ」


満足気に頷くと、彼女は懐からカードを取りだし、机の上に並べ始めた。

長方形のタロットカードみたいな札で、興味津々だった野絵は前のめりになり、凝視する。







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