表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
90/124

第五夜 強襲 5

「そういう誤解を招く様な事を言うなっ!」

「にゃはは、ごめんごめんご。可愛い子を見るとつい、からかいたくなっちゃうんだよね~!」


そういうと彼女はねっとりとした視線で野絵を見やる。

頭の先から爪先まで舐め回すように見つめ、まるで品物でも見定めているかのような瞳だ。

何故か野絵ではなく、士音が身の危険を感じ、かばうように前へと出る。

当の本人は訳がわからず、たたニコニコと笑っていた。



「はっ、いかん。つい変態モードがっ!野絵きゅんに嫌われてしまうぅ!!」

「その呼び方やめろよ。約一名、思いきり引いてるぞ」


先程解かれたかと思われた警戒心が再燃し、士音は訝しげな瞳を向ける。



「およよ、そんなに警戒しないでおくれよー。今日は大事な儀式だってのにぃ」

「儀式?」


おうむ返しをする野絵にジゲンと呼ばれた彼女は大袈裟に反応する。

再び野絵の頭にくっつくと、頬を擦り寄せてきた。仕方がないので野絵は、そのままじっとしていることにする。



「ノエノエ、可愛い~!!」

「ジゲン!全然話が進まないだろうが!とにかくだな…」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ