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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
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第四夜 天使の裁き 26

その事が真砂を余計イラつかせた。



(昨日あんなことがあったのに話しかけるか?フツー)

「市ノ宮先輩、私どうしても一つだけ気になってる事があるんです…」

「…何?」


内心、ギクリとし真砂は振り向く。

魔法を明かしたのはいいが、自分の本性…しかも一番見られてはいけない部分をさらけ出してしまったのは、さすがに自分の詰めの甘さを認めざるを得ない。



「先輩って、もしかして…!!」


アメジストのような瞳が真っ直ぐ見つめてくるので、心の中を見透かされてしまうのではないかという思いに駆られる。



「な、何よ…」


強がってはみたが、少し声がかすれてしまっていた。



「先輩のその髪型って、うるち米ヘアーですか?!」

「は、はあぁ?うるち…何?!」


想定外のことを言われ、空いた口が塞がらなくなる。



「それってうるち米ヘアーですよね?私はうるち米と餅米だと餅米派なんですが…。うるち米の中にも

月の名前が付くものがいくつかあるのをご存じですか?!」


いきなり訳の分からない事を口走る野絵に、真砂は呆気に取られてしまう。




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