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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
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第四夜 天使の裁き 21

「市ノ宮先輩とルナビー退治に行ったって詩歌から聞いたよ」

「ルナビー…退治?!」


思わず詩歌の顔を見ると、彼は顔の前に片手を上げ、“ゴメン”のポーズを取っていた。



(なるほど…、そういうことにしたのか…)


全てを察知した野絵は、士音に話を合わせ、ぎこちない笑顔を作る。



「そ、そうなの!魔法を使う所を見せてくれるっていうから見学してみたいな~と思って…」

「そうなのよ、佐山君!!この子がどうしてもっていうからアタシ仕方無く…」


それまで黙って話を聞いていた真砂が、いきなり横槍を入れてきた。



「危険だって言ったのよ?でも袖ノ月さんどうしても見たいって利かなくて…。それでこのザ…いえ、こんな事に…」

(良く言うよ…!)


怒り以上に呆れた感情が勝り、野絵は口をつぐむ。

真砂はさも心配していたかのように演技し、瞳を潤ませている。



「野絵、約束して」

「え、ハ、ハイ?」

「これからは危険な事する前には、オレに一言相談して」

「う、うん。分かった…」




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