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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
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第四夜 天使の裁き 4

(フフ、そうよ。庶民はアタシのこと崇めてればいいのよ!同じ土俵にあがるなんて絶対に許さない!)


凛とした表情で野絵を見据えると、彼女は強い口調で話し出した。



「これからちょっと付き合ってくれる?」

「えっと、すみません。今日は成城先輩と先約が…」

「大丈夫よ。詩歌からの指示で、アタシと出掛けてきてほしいって言ってたから」


張り付けたかのような笑顔で話す真砂に、野絵は何の違和感も感じない。



「そうなんですか?今日は士音君だけでいいのかな?」

「そうそう。別に袖ノ月さんは来なくっていいって。さ、だから行きましょ」

「でも…」


渋る野絵だったが、真砂が背中を押すので仕方なく歩き出す。

いつの間にか取り出したのか、真砂はハンカチ越しに野絵を押していた。



(ああっ、嫌だわ!こんなの触ったらアタシが穢れちゃうっ!!でももう少しの辛抱よ、頑張れ真砂!!)





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