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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
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第三夜 天文学部、設立?! 34

雨の日も曇りの日も、目に見えなくても月はそこにあるのだから。



――――そりゃもちろん、二人には仲間に入って欲しいさ。でも強制はしない。


夕刻の詩歌のセリフを思い出し、野絵はその場に突っ伏した。



(仲間…それに魔法かぁ…。使えるなら使ってみたいな。でも…)


何故だろう、胸に何かが引っ掛かる。



(あの瞳かな…)


強制はしない、そう言った時に詩歌の視線が外れたのを野絵は見逃さなかった。

それまで相手の目を見てきちんと話す人だったので、何だか気になったのだ。



(…なんてね、本当はちょっと怖いのかも)


自分は月マニアであってそれ以外のことはからっきし。

野絵はそれをよく理解していた。

運動神経は神がかり的に悪く、何かと戦うなんてそんなこと出来るのか、それが不安だった。



(足引っ張っちゃうかも…でも…)




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