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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
55/124

第三夜 天文学部、設立?! 33

「じゃあ詩歌!また明日ね!」


爽やかな笑顔で帰って行くエンゼルに詩歌は一抹の不安を覚える。


エンゼルこと真砂とは中学生の頃からの付き合いで、彼女の事は何もかも熟知している。

表向きは品行方正な真砂だが、本当の彼女は執念深く、自分が欲しいと思った物は何でも手にする子だ。

その逆も有りで、自分がいらないと思った物は徹底的に排除か拒否をする。

見た目はあだ名の通りエンゼルなのだが、実は冷酷な心の持ち主なのだ。



(ツッキーにはしばらく近付けないようにしないとな)




★ ⭐ ★ ⭐ ★ ⭐ ★ ⭐ ★ ⭐ ★


その夜、雲間から時折覗く月を野絵はぼんやり眺めていた。

少し欠けてきた月は煌々と輝き、見ているだけで心が安らぐ。



(はー、今日は色んな事がありすぎて、一瞬月の事忘れそうになっちゃったよ…)


野絵が月を好きになってから、一日足りとも空を眺めない事は無かった。




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