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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
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第三夜 天文学部、設立?! 28

何だかとても恥ずかしい事のように思えてきて、言うのを思い止まったのだ。



「ん?私は…何だよ?」

「……いえ、何でもありません。とにかく、何かと戦っていたんですよね?あんなに血だらけになって…」


目を伏せ、静かに声のトーンを落とす。

野絵の長い睫毛に憂いを感じ、詩歌はしばし無言になる。



(ぽやぽやしているように見えて、この子は以外と周りを見ているんだな)



「…そうだな、ツッキーのいう通りだ」

「戦っているって何と…?!どうしてそんな事…」


少し青い顔をしている野絵を気遣ってか、詩歌は彼女の頭に手を乗せると、満面の笑みを見せた。



「とりあえず、続きは明日にするか。色んな事聞いて混乱しただろ?」

「で、でも…」


不安そうな声を出す野絵の髪を、詩歌は少し乱暴に掻き回す。



「わ、わわわっ」

「はははっ、お前背が低いからからかいやすいな」

「むぅ、何ですかそれ」


膨れっ面をしている野絵の頭をまだ掻き回していた詩歌だったが、背後から士音に腕を取られ、動きが止まる。



「…それ位で」






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