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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
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第三夜 天文学部、設立?! 25

改めて外の世界を見ると、彼の魔法の力を再認識させられた。



「あー、でも詩歌がオレ達を動けるようにしてくれたんじゃないの?」

「いや、俺にはまだそこまでの力は無い。動けるってことは二人が俺と同じ能力者…、魔法使いになる素質があるってことだ」


きっぱりとした口調で言われ、二人は目を丸くする。

少し間があった後、野絵が叫んだ。



「ええええぇっ?!じゃ、じゃあ私達も魔法使いになれるってことですかっ?!月にも行けるっ?!」

「行けない…と言いたい所だが、ツッキーだけなら行けるかもな」

「や、やったー!!やったぁ!!念願の月旅行!憧れの地に遂に行ける日が…!!あぁ、生きてて良かった!!」


感極まったのか、野絵はスイッチが切れたかのようにその場に倒れ込んでしまう。

咄嗟の所で士音が支えてくれたので、頭をぶつけずに済んだが、当の本人は満面の笑みを浮かべ、口元は緩みまくりだ。

さっきまでの緊張感はすっかり皆無になっていた。



「うふ、ふふふふふ…」

(幸せの絶頂ともなると、人はこんなにも醜いものなのか…。さすがのプリンス君も引いたかな?)





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