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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
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第三夜 天文学部、設立?! 23

「月の平均気温は-18度だから厚着して行かないと!先輩はもう行ったことありま…」


話の途中で詩歌に頬を引っ張られ、言葉を続けられなくなる。



「ツッキー、落 ち 着 け !」

「い、いひゃい!いひゃいです、ヘンパイ…」


頬に走る痛みで正気に戻る野絵。

そんな彼女を詩歌は冷たい瞳で見下ろす。



「あのなー、俺は時間を自由自在に操れるって言っただけで、月まで空間移動出来るとは言ってないぞ!」

「……なぁんだ」

「なななんだとは何だ!俺の偉大な魔法を前にもっと違う反応があるだろうが!!」


怒りにわななく詩歌を横目に、野絵は冷めた瞳を向ける。



「月まで行けなければ、私には魔法の有る無しは関係ないです」

「お前なあ!」

「ま、まぁえっと…。あー、そういえば名前なんて言うの?」


なだめようとした士音が、ふと名前を聞いてないことに気付く。



「俺は成城詩歌(せいじょうしか)だっ!」

「オレは佐山士音(さやましおん)、詩歌とにかく落ち着いて」

なだめる士音をよそに詩歌の怒りはヒートアップしていく。



「俺の魔法を前によくそんな冷たい態度が取れるな!信じられん!そんな奴今までいなかったぞ!!それになぜお前は呼び捨て?!」

「あー、オレ上下関係って苦手…」




お久し振りです。

しばらく更新出来なくてすみません。

これからは、水・金・土に更新していきたいと思います。

時間に余裕があれば、その他の曜日も更新していきます。


これからも宜しくお願いします。



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