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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
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第三夜 天文学部、設立?! 20

「あー、何が入ってるの?キョーレツ過ぎる…」

「まさか…成城先輩のロッカーなんですか?」

「違う!断じてそれはない!…と、あった!」


きっぱりと否定する詩歌に、人のロッカー勝手に開けていいのかな?という二人の思考がシンクロする。



「ここにありますは、何の変哲もないボールでござい」


掌に収まりきる位、小さな緑色のボールを野絵達に見せると、机の上で何度かリバウンドさせた。



「スーパーボールですね」

「あー、何する気?」


興味津々な二人を満足気に見ると、詩歌は不敵に笑い、大声で叫んだ。



「これが魔法だ!!」


先程より強くボールを打ちつけると、小さな球体は目にも止まらない速さで天井に向かって飛んでいく。

二人共思わず目が釘付けになる。



「クロノメーター」


詩歌が静かに呟く声が野絵の耳に届いた。

その刹那、金属音が辺りに響き、酷い耳鳴りを覚える。



「な、何?」

「野絵、大丈夫?!」








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