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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第一章 月の鏡
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第一夜  満月の出会い 4

驚きのあまり心臓が口から出てきそうな野絵をよそに、少年は驚いた顔をしてこちらを見ている。



「お前、俺が見えるのか?!」

「えっ?」


開口一番発せられた言葉は何とも意味深な言葉だった。



「そ、そりゃあ見えます…けど」


怪訝そうな顔をする野絵にはおかまいなしに、少年は話し続ける。



「何でだ?今はクロノメーターが発動しているはず。普通の人間がいるわけが…」

「いえ、至って普通の人間ですが…」


目の前にいる彼は残念な人なのかな、と認識するが、先程からなぜかドキドキが止まらない。



「…あなたこそ、もしかして宇宙人?!」

「…は?!」

「だってだって、爆発と共に現れたし、顔やスタイルが人間離れしてるもの!」


興奮冷めやらない野絵に少年は一瞬驚いた顔をするが、すぐに笑顔になった。


「残念だが俺は人間だ。ちょっと特殊な、だけどな」

「特殊?」


言われた意味が分からず、野絵は思わずまじまじと不思議な彼を見てしまう。

すっと通った鼻先や細い顎は彫刻のように美しく、余計な肉が無い。







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