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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
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第三夜 天文学部、設立?! 9

(あの子は…、確か朝はっきり断られた子だ)


女子達の新たなターゲットにされたのは、今朝野絵が「…怖いんだけど」とキツい一言を浴びせられた子だった。

女子達の言い方だと、君島いすみというらしい。



(あんな風にはっきり言えちゃうなんて、かっこいいー!)


感心しながら、女子達に気付かれないよう野絵も教室を出る。

もっとも悪口に花が咲いていたので、野絵など眼中に無いようだった。



「君島さん、かっこ良かったね」

「あー、そうだね。お陰で助かった」


無事廊下に出ると、急ぎ足で昇降口へと向かう。

上履きを脱ぎ、靴に履き替えようとしていた時、突然バタバタと騒がしい音が聞こえてきた。



「何だろ?」

「あー、何だろね」


まだ真新しいローファーに片足を入れていた時、騒がしい音の主が、こちらへ走って来るのが見えた。


ミルクティー色のパーマの髪に引き締まった長身の体。

そして何よりも印象的な綺麗なエメラルドの瞳。

その人物に野絵は見覚えがあった。



「あ、あなたはあの時の…!!」

「よう、ツッキー!ようやく会えたな!」




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