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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第二章 月に叢雲 花に風
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第三夜 天文学部、設立?! 4

「あのね、佐山君。天文学部に入ってくれないかな?」

「天文学部?」

「うん、私ね月が大好きなの!それで天文学部に入ろうと思ってたんだけど、廃部になっちゃったらしいんだ」


昨日の経緯を軽く説明し、天文学部設立の為、人を募集していることを伝えると、彼は真剣な表情で話を聞いてくれた。



「もちろん、軽音部の活動優先でいいんだ。佐山君にとっても似合ってると思うし。形だけでも入れてくれたらそれで…」


勢いこんで言ってしまったものの、自分は無謀な事をしているのではないかという思いに駆られる。

士音は何やら考え込んでしまい、腕を組み下を向いてしまった。



(やっばり駄目かぁ…)


いたたまれない気持ちで返事を待っていると、優しげな笑みを浮かべ、士音は顔を上げた。



「あー、うん。いいよ」

「はー、やっぱり駄目だよね…」

「え?うん、だから大丈夫。入るよ、天文学部」


昨日の倍…いや十倍以上のバラを、彼のバックに見たような気がした。



(か、神…!この人は神様だあぁ…!!)



「本当?本当にいいの?!天文学部に入ってくれるの…?」

「うん。でも一つ条件が…」

「条件…?うん、いいよ。何でも言って!」






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