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Lunatic gift ~蠍座の死線~  作者: 蒼森 あめ
第一章 月の鏡
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第二夜 獅子羽高校入学 5

別に天文学部に入らなくても、月が見えない訳ではないのだが、仲間と共に(特に月好きな)月が見れたらそれはもう野絵にとって最高の青春であり、立派な高校デビューなのである。



(毎日仲間と月を語り合えるなんて素敵過ぎる…!!

まずは何から話そうかな、危機の海?コペルニクス?それとも…)


陶酔しきっている野絵を現実に引き戻すかのように、突然女子生徒達の悲鳴が聞こえてきた。



(ん、何だろ?)


声の方へ視線を向けると、一人の男子生徒が女子達と一定の距離を置いて立っているのが見えた。

艶やかな黒髪ショートの端正な顔立ちの少年だ。

何故か隣に来たので、野絵は驚きのあまり目を丸くした。


近くで見ると彼が異彩を放っているのが良くわかる。

小さな頭は丸くて形が良く、顔も人形のような小顔だ。

コバルトブルーの大きな瞳と通った鼻筋、形のいい唇が左右対称に収まっている。



(ああ、これってもしかして…)




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