契約
感想、アドバイス待ってます
誠「…………」
誠は見た目通りポカーンとしている
そしてこう思っていた
何故こうなった………と
ソラン「どう?わかった」
理解したけど理解したくない
どこで道を間違えた
そんな事を思い誠は現実逃避していた
しかしソランはそれを許さず
ソラン「聞いてないなら吸い殺すよ♪」
誠「あぁ、理解したぜ
けど少しくらい逃避させてくれ」
あえなく逃避失敗の誠はどうするか考えた
誠(ここは妖怪とかが暮らす屋敷
普段は人に見えないように結界を張り
まれに結界の効果が弱くなり、肝試し気分で入った輩を政府に突き出し、記憶を消してから帰す
それゆえに呪われた屋敷ね………だめだ、笑えねぇぜ)
何故かソランは顔を赤らめ突然誠に抱きついた
誠「オイオイ、どうした、急に抱きついて」
ソラン「もう少し………こうしてていいかしら?」
誠「かまわないぜ………ッ!?」
誠は突然頭を抑えもがき苦しみ始めた
ソランは誠の呻き声が聞こえているが、それを無視して抱きついたまま、
いや、もっと強く抱きつく
誠(何だ!?この……ビジョンはっ……………頭がっ!!痛い)
?『ねぇ………君はどうしてないてるの?』
?『私は……王様だから、誰も遊んでくれないの』
?『じゃあ遊ぼうよ、僕が友達になったら遊べるでしょ?』
?『……うん、私はーラー』
?『僕はねーーー』
誠「はっ!………………ソラン?」
誠は自分の胸あたりが濡れているのがわかった
話しかけようとしたが悟って話しかけず、片腕で抱きしめ、もう片方の腕で頭を撫でた
誠「ソラン………大丈夫か?」
ソラン「えぇ……落ち着いたわ
思いだしてくれた?」
誠「少しだけ……でもわかっているのは昔の俺とソランは友達ってことだけだぜ
でも違和感の方が大きくてな……まるで俺が別人みたいに思えたぜ」
あれから数十分、落ち着いたソランは誠から離れて椅子に座り誠はベッドに腰をかけていた
ソラン「そう………お願いがあるの、聞いてくれる?」
誠「あぁ」
ソランは少し俯きボソッと呟いた
ソラン「私と……契約して」
誠「契約?」
誠はもう一度聞き直した
そもそも契約は何だ?と聞こうとしたが、なんとなくわかったので聞かなかった
ソラン「私があなたの血を吸うことによってあなたと契約する
そしたら、ここに住むのよ執事として……友達として…兄として」
誠「んじゃ頼むわ
もう幾宛もねぇし、ソランが心配だからな
どうせあのままなら死んでた命、ここで使うさ」
ソランは涙ぐみ誠に近づく、一歩一歩、確かな足取りで、触れれる近さまで来たらソランは誠の上着のボタンを一つ一つ外し愛おしく誠の身体を胸から鎖骨、鎖骨から首をなぞり頬を両手で包む
そしてソランは誠の首に噛みついた
誠「っーーーーーーー!!!!!」
ソラン「んぐっ………ごくっ………ンッ!!」
誠は激痛に耐えソランは美味しそうに誠の血を吸う
飲みきれないのか血が上着にポタポタと落ちる
そしてソランは満足そうに口を話し首に付いた血を舐めとる
ソラン「どう?///どこか熱い?」
誠「右目が酷く疼くぜ……契約は成功したのか?」
ソラン「えぇ……明日から実習の為に練習とかあるから、仮の執事服を置いておくからそれを着てね………朝ご飯は好きに食べてて」
誠「わーったぜ、おやすみ、ソラン」
ソラン「おやすみ、誠」
ソランは部屋を出て誠はベッドに横になる
首を抑えて考える
あの記憶に出てきた自分はなんなのか
すぐにまぁいいか……と結論づけた
2日ぶりの布団はこんなフカフカのベッドか……と思いながら
疲れていたのですぐ眠りについた