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同い年  作者: yukko
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土曜日

この1週間は怒涛の日々だった。

弥生ちゃんの送別会で、その1週間が終わった。

土曜日の勤務の時に係でたった一人の女子社員になったと実感した。

二交代の土曜日勤務なので、係の半分の人数しか出社していない。

いつも土曜日は一人だったけれども、弥生ちゃんの席が無くなった。

佐藤さんの席も無い。

一人なんだと実感したのが土曜日だったのだ。

そういえば、土曜日は多くの企業が半ドンなので、土曜日の勤務を終えてから高校の友達に会うことは出来なかった。

土曜日も9時から5時までの勤務だから……。

川口君は本社でA班だと言っていたから、今日は休日。

私はB班だから勤務。

土曜日に会えない。

明日は初めてのデート……そう思うと、今から心が落ち着かない。

落ち着かなくても仕事は待ってくれない。

早く補充要員が来てくれることを願うばかりだ。

一人では仕事を熟し切れない。


「山田ちゃん、明日……デートやな。」

「はい。たぶん……。」

「忙しそうやねんけど、今、赤くなってたな。」

「直ぐに顔に出る子なんですねぇ。」

「そやなぁ……けど、良かったな。」

「ホンマに……佐藤さんのことが無かったら最高やったんですけどね。」

「そや、それや。あの子、あれでええんかな。」

「ええこと無いでしょ。生徒でも授業中にどっか行ったら注意されますやん。

 そんな当たり前のこと分かってないんやから……中学生以下やなぁ……。」

「見合いさせられたんやろか?」

「それですわ。戦前やあるまいし……。」

「けど、今でも親の力が強い家ってあるよってな。」

「そやったら、そんな家に生まれた子は可哀想やなぁ。

 あの子も、そやったと思いますわ。」

「うん。そうやな……。どんな家に嫁いだんやろな。

 どんな男のとこへ……可哀想やなぁ……。

 幸せになって欲しいな。」

「はい。そう思いますわ。」


主任と石川さんがそんな話をしていることを知らなかった。

私はただ忙しく、時々⦅どんな服、着て行ったらええんやろか?⦆などと思っては、頬を赤くしていたのだった。


半ドンは、12時までの勤務です。

金融機関は12時まで開いていました。

金融機関での勤務は12時を過ぎても行われており、出入金の金額を調べるためなど事務のための時間だったと記憶しています。

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