幕間〜登場人物紹介〜
二章までの主な登場人物
リンクス・アーストロ(リン・メルクーリ)
八法士兼アルカディア王国魔術師団第四部隊隊長。
魔術の腕はすごい。今までに付けられたあだ名は、魔王、戦場の魔人、狂戦士、破壊魔、意思ある災害と散々だが、正式な二つ名は<華燭>。
平和を願いつつ退屈を嫌う。
ロティオン・ループス
同じく八法士兼アルカディア王国魔術師団第四部隊隊長。
オマケに四大侯爵家の一つループス家の長男で獣人。幼少期の出来事から家族とは距離をとっている。
二つ名は<深潭>。
ディミトリアス・ヴァルゴ・アルカディア
国王陛下。
リンクスの二人目の主人で有能な為政者。子供が六人いる。リンクスに恩がある。
*アルカディア王国では王族以外にはミドルネームはない。「ヴァルゴ」は成人王族のみに与えられる証明の印みたいなもの。
ゼノン・ヴァルゴ・アルカディア
王弟殿下で魔術師団副団長。
八法士に選ばれてもおかしくないほど強い。実はリンクスがこの国にいるきっかけを作った男。
二つ名は<魔剣士>。
ビオン・クラテル
第四部隊副隊長。
伯爵家の出だが妾の子でグレてた。心身共に救われた為、リンクスに忠誠を誓ってる。
彼や他の部下の話はまたいつか。
シンシア・アルカディア
リンクスに協力を求めたこの国の第一王女。
お友達がいなかったので、リンクスが初めてのお友達。情緒がジェットコースター状態。実技ではなく筆記で点を取るタイプなのでリンクスとは真逆。
イアト・セルペンス
四大侯爵家の一つセルペンス家出身。
生徒を平気で実験に巻き込む。研究の傍ら教師になったと豪語するような男だが、教えること自体は上手い。
実戦魔術担当。
クロエ・カリーナ
八法士で二つ名は<創造>。
王妹だが、完全に王位継承権を放棄している為カリーナという姓を名乗っている。
地属性の魔法士として、自ら教鞭を取ることもある我らが麗しき学園長。楽しいことが好きなのでリンクスがお気に入り。飼い猫に構いすぎてストレス与えるタイプ。
エレナ・コーディ
リンクスの学園での最初の友達。基本的には毎食一緒に食べてる(朝はたまにリンクスが寝坊するから)。
ペトラ・エラフィ
子爵令嬢の獣人。オドオド系だが、魔術の腕は学年でもトップレベルに強い。楽器の演奏技術を幅広く習得している。魔法持ち。
ロギア・モノケロス
伯爵家の嫡男。リンクスがいなければ対抗戦一位だったので、ぐぬぬってしてる。物言いは厳しく高圧的だが、根がいいやつ。
スピサ・ヘルクレス
辺境伯次男。氷と炎の二属性に適性がある珍しいタイプ。現状リンクスに敬語を使う数少ない人物になっている。
ヴィオレット・モナクシア
今回のターゲット。容姿や成績も良い才女だが、特筆すべきは精霊やリンクスに好まれるその魔力。またいつか再会する、という新しい目標ができた。
この度はおめでとうございます。
ミルト・ストルギー
今回のターゲット。兄弟が多いので他人の世話を焼くのが得意。魔術よりも剣の方が得意な明るい男。兄から届く手紙のせいで、せっかくの幸せな日々に水が差されている。
この度はおめでとうございます。
ネオ・アウリガ
八法士兼魔術師団第六部隊隊長。
第六は諜報機関で、表向きは魔術案件の調査部隊。実は第六の隊長になる前は、第四部隊やら第七部隊に居た。
リンクスのことをよく知っている。
二つ名は<転変>。