ほっとする? ほうじ茶
気持ちを落ちつけたいとき、手にするものって、何かありますか?
何か忙しいことが終わり、ほっとしようと思うとき、ほしいものってありますか?
これまで気にすることはなかったのですが、ついこの前、気になるものができました。
それがほうじ茶です。
そう、ほうじ茶。
実は先日、ほうじ茶を頂くことがあり、飲む機会がありました。
正直なところ「?」でした。
それは、これまでほうじ茶を好んで手にすることがなかったからです。
基本的に、お茶といえば年中麦茶を好んで飲んでいたからです。
夏は冷やして飲み、冬は常温で飲んだりしてました。
たまに温かいお茶が飲みたくなれば、緑茶。
そんな生活だったので、買い物に行っても、触れることがなかったんですね。
そして、何より勝手なイメージから、ほうじ茶は熱い状況で飲まなければ、と決めつけていたために今なの? となったんですね。
だって、今、むちゃくちゃ暑いじゃないですか。
暑いときは、冷蔵庫でキンキンに冷やし、どれだけ冷たさを保つのか、ってのが勝負みたいなところがある気がするので。
……違うかな?
と、まぁせっかくなので、作ってみました。
あっつい、ほうじ茶を。
そうなれば、急須の登場ですね。
年中麦茶を好んでいても、急須はありました。
急須に茶葉を入れ、沸騰したお湯を入れます……。
面白いですね。すると、茶葉がフツフツと動いていくのですから。
おぉ、お茶が染み出してる、と思いながらしばしば待つことに。
すぐに注ぐのではなく、蒸らしが重要。だとかいう浅い知識はありましたので……。
お茶に詳しい方なら、まずは急須や湯呑みをお湯で一度温めておくべきっ、と忠告されそうですが、そのような余裕? はありませんでした。
……情けないですね、うん。
さて、では少し待ってからコップへと……。
コップ? と思われた方、間違いじゃないですよ、コップなんです。
だって、湯呑みなんて気の利いたものは普段から使ってないので、すぐに用意できなかったんです。
雰囲気を出すためには湯呑みだ、と思ったときは、すでに急須にお湯を注いでいましたので、ここはコップです。
ここは目を瞑ってください……。
にしても、すごいですね、この時点で香ばしさが立ちこめるんですから。
まさかここまでとは。
ほうじ茶は香ばしいもの、だとイメージはあったのですが、想像以上なので驚いてしまいました。
注がれたお茶は、見た目としては麦茶とほぼ同じなのに、香りが強いおかげで、否応にも期待は強まっていきます。
熱いのさえ気にならないほどに。
では、熱いのゆっくりと飲んでいきます。
飲む。
そして一息入れて飲む。
なんだろう、熱いことに抵抗があったはずなのに、止まらないんですね。
美味しかったんです。はい。
それになんでしょう?
この奇妙な安堵感みたいなものは。
やっぱり、落ち着く、ほっとするんですよね。
これまで、お茶なんてどれだけ飲んできたかわからないぐらい飲んでるし、コーヒーなんかもよく飲んでいたんですが。
もちろん、そのときでも、ほっとしていたのですが、どこかひと味違うんですね。
不思議なものです。
一気にほうじ茶の魅力に引き込まれていきました。
この落ち着く感じをまた味わいたくて、気づけばほうじ茶に手を伸ばしそうです。
ちなみに、今度はほうじ茶を使って、ほうじ茶ラテなんて挑戦してみようかな、とも思っています。
普通に飲むのとは違った感じで、ほっとしそうです。
ほうじ茶を飲んでみて、不思議な気持ちになったことを書かせて頂きました。
意外な発見ってやつもあるんですね。
ありがとうございました。