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イル平はあの子と泳ぐ
一頭のイルカ――イル平はあの子と泳いでいました。
一ケ月前に泳いでいた時、イル平があの子の体に接触してしまったのです。それがあの子との出会いでした。
それからというもの、イル平はあの子とよく顔を合わすようになり、いつしか付き合うようになりました。
最初は申し訳ないという感情しかなかったイル平でしたが、徐々に好意を抱くようになっていきました。今ではあの子は大切な存在です。
あの子の隣にいるだけでイル平は幸せでした。あの子とならいつまでも泳いでいられます。
イル平はあの子の隣に並び、一緒に空高くジャンプしたのでした。
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