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「悲しくないのに、涙が出るのは何故」

1つの疑問を目の前に、私は目を瞑った。

「君が居るのに、貴方が居ないのは如何してか」

騒音を聞きたくなくて、私は耳を塞いだ。

「知っているのに、知らんふりするのは気分がどうだい?」

分からない分からないと喚くより先に、私は口を貼りつけた。


視えないし、聴こえないし、話せない。

これで傷つかなくて済む。これで楽になれる。

だから苦しまなくていいんでしょう。解放されるんでしょう。

身体はしっかりと現実と向き合った。

ただ、現状を知らせる感覚器官を閉ざした私は、向き合ってると言えるのでしょうか。


*************


手にした本を、棚に戻した。

私が所持した時は一冊の本となっていたが、戻した瞬間、この本も集団の一部となった。

結局この子は、何も理解できずに逃げただけ。

それじゃ変わらないのに。

しばらくジッと本を見据えた後、その場を離れた。

ほら、私なんか、いとも簡単に現実と触れ合ってるのにね。

なんて悪態を心の中で付いた。


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