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一位

窓から射し込んでくる朝の光でうっすらと目を開け、うるさいアラームを止める。


「はぁあああねむ、、、」


ふらふらとした足取りでベットから出て、顔を洗うために階段を下る。


「よし!」


やっぱり顔を洗うと気持ちが締まるね。今日も一日頑張りますかー

母さんや美羽、蓮華さんと会話しながら朝の準備をする。


「行ってきまーす」

「「いってらっしゃーい」」


母さんと美羽に見送られながら、黒い車に乗り込む。


「遅くなる時はちゃんと連絡してくださいね」

「はい、気を付けます」


昨日俺が教室で喋ってる間ずーと車で待機してくれていた蓮華さんには頭が上がらない。

お詫びになにかプレゼントでもしようかなんて考えながら、教室へと向かう。


ガラガラガラ


二人はもう来ているみたいだ


「おはよー」

「おは」

「二人ともおはよー あの後迎えの人に怒られなかった?」

「俺はめっちゃ心配された」

「僕は連絡してたからなー」


こいつ、一人だけちゃっかり連絡していやがったなんてやつだ


ガラガラガラ


「朝礼を始めます 号令」


先生の声とともに学校での一日が始まる。

一時間目、二時間目、三時間目は委員会、係決めをやった。

ちなみに図書委員で体育係だ。まぁ余ってるのをやっただけだけどね。

四時間目は受験に関する話をされた一応三年生だからね。


キンコーンカンコーン


四時間目が終わった。こっから45分間は昼休みだ。

「ねえね大翔くん一緒にご飯食べない?」

「私も」「私も」「私も」「私も」・・・・・


クラスのみんなが押し寄せてきてしまった。どうしよ


「ごめんね大翔君は僕らと食べる約束してるから」


そういって美月は俺の手を引き、屋上へと連れていく


「遅かったな二人とも」

「大翔君が女子たちに囲まれててね」

「さすがの大翔も怖かったんじゃないか?」


怜がにやにやしながらこっちに聞いてくる。


「怖いとは思わなかったけどみんなガチすぎてちょっとびっくりしたかな」

「なんだつまんねーの」

「まだ登校二日目の僕にこんながつがつ来るとは思わなかったな」

「いやいやイケメンでなおかつあんな自己紹介しちゃったらがつがつ行くに決まってるじゃん」

「そういうもんかな」

「そういうもんだよ」


まぁかわいい女の子たちにがつがつ来られるとかもはやご褒美なんだけど

てか美月にイケメンって言われた!? 照れちゃうなーー


「そういえばさ昨日の課題確認テストの順位が張られるみたいだけど興味ある?」

「あるわけないだろ」

「だよねー」

「大翔は?」

「ちょっと見たいかもなー」

「勉強得意なんだっけ?変わってるね」

「変わってるねは余計だろ」

「じゃあ見に行ってみる?暇だし」


美月の提案で教室の前へと向かう。怜があくびをしながらついてくる

俺が緊張してるってのにこいつは まぁ美月の反応を見る限り、こいつが正しいのだろう。


「なんかすごい見られてるんだけど」


クラスの女子だけじゃなく順位を見に来たほかのクラスの人たちにもめっちゃ見られてる

しかも俺の顔見ながらなんかコソコソ言ってるし


「大翔!はやくこっち来て!!」


先に順位表を見た美月に呼ばれる


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


一位 山田 大翔 286点

二位 速水 瑠衣 278点

三位 七海 凛々 266点

五十位

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


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